時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

ちむどんどん

2022年04月12日 | 時のつれづれ・卯月 

多摩爺の「時のつれづれ(卯月の26)」
ちむどんどん(NHK朝の連続テレビ小説)

今週から始まったNHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」が面白そうだ。
「ちむどんどん」とは・・・
沖縄地方の方言で「胸が高鳴る。(心がワクワクする。)」という意味があるらしい。

第1回の放送は・・・ 昭和39年(1964年)、占領下の沖縄から始まった。
ヒロインとなる小学生の女の子「比嘉暢子(ひがのぶこ)」は、10歳という設定だったから、
なんと彼女は、私と同じ昭和29年生まれ(今年68歳)であり、
自分の半生と重ね合わせながら、古き良き懐かしの昭和を振り返れるのも・・・ ちょっと嬉しい。

因みに沖縄県の出身で、私と同い年の有名人といえば、
それはもう・・・ シンシアこと、南沙織さんしかいないだろう。

彼女が「17歳」でデビューしたのは、昭和46年(1971年)の夏だったが、
当時の私は、甲子園を夢見ていた田舎の高校球児で、
汗と涙と泥に塗(まみ)れながら白球を追いかけ、暗くなるまでバットを振っており、
生涯忘れ得ぬ思い出を、心に深く刻んだ・・・ 17歳の夏でもあった。

申し訳ないが・・・ ちょっとだけ、どうでも良いことに拘らせてもらうと、
南沙織さんは、昭和29年(1954年)の7月2日生まれだから、
「17歳」が発売された同年の6月1日は、まだ16歳であって、
1ヶ月だけだが、フライングをしていたのである。

もう一つ、能書きを垂れると・・・ 翌年の昭和47年(1972年)5月15日には、
戦後27年の時を経て、沖縄の施政権がアメリカから日本に返還されており、
今年(2022年)は、返還50周年の節目の年になるんだから、
このタイミングで、NHKが朝の連続テレビ小説の舞台に沖縄を選んだのは、
おそらく、なにかしらのメッセージが含まれているのだろう。

まぁ、そんなことはどうでも良いと言っちゃ、大変申し訳ないが、
ヒロインが料理人を目指して、沖縄を発つタイミングと、
売れっ子になったばかりの南沙織さんが、どうしても被ってしまうので、
できることなら、どこかで出会うようなシーンがあったら、
それこそ、心臓バクバクの「ちむどんどん」なんだが、なんとかならないものだろうか?

いまのところ、NHKの「ちむどんどん」のホームページには、
南沙織さんが出演するという情報はないが、
ヒロインとは同い年という設定が、なんとなくひっかかるものだから、
ハプニングが起こることに・・・ 期待したいと思っている。

もうしばらくは・・・ 可愛い子役さんが、盛り上げてくれると思うが、
ヒロインを務める黒島結菜さんは、関東では京浜急行のCMでお馴染みの美しい女優さんで、
沖縄出身の方だというから、自然体の沖縄言葉が喋れる適役なんだと思う。

2022年、春から秋にかけて、
朝食後のお茶の間を楽しませてくれる・・・ 朝ドラ「ちむどんどん」
期待しても、良いんじゃなかろうか。

追伸
「お茶の間」って・・・ 昭和では普通に使っていたが、
いまの時代では、ほとんど使われることがなくなり、リビングがスタンダードになっている。

とはいえ、朝食後のリビングとしたら、
昭和生まれの爺さんが書く文章が、なんだかこそばゆくなるから不思議なものである。
口語の世界では、すっかり死語になってしまった昭和の言葉でも、
文章の中では、現役バリバリで使えるんだから、これはこれで新たな気づきだったと思う。

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