多摩爺の「こりゃ美味い(その44)」
十和田「バラ焼き」 かえで食堂(青森県十和田市)
「牛たん焼き」に続く、東北旅行のお楽しみでもある、昼メシシリーズの第2弾は、
一度は食べてみたいと思ってた・・・ 十和田の名物「バラ焼き」である。
8時30分過ぎに松島を出発して、途中のサービスエリアで2度休憩して、
十和田湖畔に着いたのは、13時ちょっと前だったから・・・ けっこう距離があった。
これから奥入瀬渓流の散策だが・・・ まずは昼メシ食って、腹ごしらえだろう。
十和田湖と云えば、有名なのは小学校のときに習った記憶がある、
秋田県鹿角市出身の実業家・和井内貞行が養殖に成功した・・・ ヒメマスを思い浮かべるが、
食べたかったのはヒメマスじゃなくて、十和田のご当地グルメとして評判の
牛のバラ肉とタマネギを、甘辛いタレで蒸し焼きにした・・・ 「バラ焼き」である。
お味は・・・ とっても美味しい。
牛のバラ肉と、たっぷりのタマネギがメインで、あとはニンジンとネギが乗ってるだけだが、
調理された物が出てくるのではなく、
セルフで調理(蒸すだけだが)というか火加減を見て、食べ頃の判断をするのが特徴らしい。
鍋の下の着火剤に、店の人が火を付けてくれるので、まずは蓋をしたまま蒸す。
その後、穴から煙がでると、蓋を取って肉を裏返し、また蓋をして蒸す。
喋って食べてたら、肉が焦げるんじゃないかと思ってたら、
そんな心配は無用で、着火剤の火の持ちが短く、無駄口叩いていたら火が消えてしまうので、
早く食べなきゃ、着火剤のお代りが要るので・・・ ちょっと忙しない。
ただ思うに、お値段が少々高いように思う。
1,500円だか、1,600円だか忘れてしまったが・・・ そんなもんだったと記憶している。
観光地用のお値段なんだと思うが、同じものを都内(港区赤坂)の定食屋さんで注文したら、
たぶん、安くて950円、高くても1,200円ぐらいではなかろうか?
最近は、なにもかも値上がりしてるので、この値段設定も分からんでもないが、
とっても美味しかったのに・・・ そのことが頭の中に、強い印象としてインプットされてしまった。
昼メシ食っただけだから、2~30分程度の滞在だったが、
お客はカップルが1組入ってきただけで、目の前には遊覧船の乗船場あるというのに、
辺りをうろうろしている観光客は2組ぐらいだったし、
ここから奥入瀬渓流に向かう間にあった数件の民宿は、ことごとく閉めているようにみえたが、
この寂しさは・・・ いったいどうしたんだろう?
間違いなく、コロナ禍の影響だと思うが、これは寂しすぎるし、
箱根・芦ノ湖のように、交通の便が良いところではないが、あまりにも寂しすぎる。
観光地の食堂や、お土産物店に見られるような賑わいが・・・ 全くもって見当たらないのだ。
当初は「バラ焼き定食」が高いのは、なんか違うような気がしていたが、
観光客の状況を見たら、そうとも云えないのではと思うんだから・・・ 複雑な気持ちになってくる。
コンビニすら見当たらない状況では、あの値段でも、おそらく精一杯なんだろう。
頑張って欲しいな・・・ 十和田、東北
コロナウイルスなんかには、絶対に、絶対に、負けないで欲しい。
一度食べてみたかった十和田名物の「バラ焼き」、ご飯と味噌汁と小鉢が付いて
忘れちゃったが・・・ 1500円か、1600円だったと思う。
入店した「食堂かえで」さん、民宿とお土産物屋さんもされているようだが、
店の前を歩く観光客も居ないし、
店内のお土産物の売り場にも、だれ1人として居ないんだから、これではあまりにも寂しすぎる。
十和田に限らず不況日本はどこの観光地も似たりよったりかもしれませんから、まず日本の景気をよくするのが喫緊の課題かもしれませんね。
今回の東北領で、観光地の全てが賑わってる訳じゃないことを、改めて痛感しました。
なんとか上手く分散できればと思っています。