多摩爺の「時のつれづれ(弥生の30)」
それにつけても目が痒い。(花粉症)
まだ3月の半ばだというのに・・・ 東京の気温は、
ゴールデンウィーク並みに上がって、とうとう20度を超えてしまった。
つい1ヶ月ぐらい前には、10年に一度レベルの最強寒波で、メチャメチャ寒かったが、
今度はこの季節にしては、10年に一度レベルの高温だから
10年はひと昔というものの・・・ 10年というキーワードが、なんだか大安売りになっている。
早く暖かくなるのは、暖房費の節約にもなって、大変に喜ばしいことだが、
なんてたって、ジワッと汗を掻くと気持ちいいし、ちょっとウキウキしてくるんだから、
経済的にも、精神的にも大歓迎なんだが、
それにつけても、憎っくき奴は・・・ 花粉である。
花粉症は、ある日突然、その症状(くしゃみ、鼻水、目の痒みなど)が出ると云われているが、
まさにその通りで、上京して5~6年が経った、30代の半ばになって、
都心から多摩地区に引っ越して間もなく、バス停でバスが来るのを待ってるとき、
突然、ホントに突然・・・ 憎っくき花粉症に襲われてしまった。
その日の朝も、出かける直前まで見ていたテレビでは、花粉注意報がでていたが、
自分には関係ないと思いながら家を出て、バス停に向かっているとき、
いつもどおりで、なにも変わっていない・・・ 見慣れているはずの街並みが、
その日はなんだか、薄い萌葱色のベールに覆われているように見えた。
「あれっ、なんか可笑しいぞ?」となにか異変を感じた瞬間から、
突然目が痒くなり、くしゃみはなかったが・・・ 鼻と喉がつながる辺りでピリピリし始め、
目尻には、なにかザラザラしたものが付いていた。
以来30数年・・・ 毎年、この時季になると、
花粉症との悪戦苦闘は途切れることなく、大なり小なり毎年のように続いているし、
その対戦結果は、連戦連敗で木っ端微塵である。
そして今年も、うんざりするような注意報がだされたなか、
断りもなく、目の痒みと、鼻の奥のピリピリと、目尻のザラザラが始まった。
散髪した後、少し歩いてから帰宅し、靴を脱いだ直後に口を突いて出た言葉は、
「いやぁぁ、花粉が凄い。目が痒くて痒くて堪んないね。」だった。
すると・・・ 女房が、とんでもない突っ込みを入れてきた。
「花粉で良かったじゃない? 馬糞だったら大変だよ???」
確かに花粉(かふん)と馬糞(ばふん)の語呂は似てるが、全くもって似て非なるものである。
なにを思いついたか知らないが・・・ 面白いことを言うオバチャンである。
とはいえ、咄嗟の突っ込みに、なにかボケで返さなきゃ・・・ と、思ったものの、
不意を突かれてしまい・・・ 「な、わけないやろ。」と言うのが精一杯のリアクション
歳の割には可愛い顔した、生真面目なオバチャンだと思っていたら、
長かったコロナ鬱から解放されて一年経つと、
なんか、しらんけど・・・ 普通に面白いことを言うオバチャンになっている。
いったい、どうしてしまったんだろう?
さらに「悪いけど、目薬刺してくれる。」と、調子に乗ってお願いしたら、
私を椅子に座らせた後、首を45度ぐらいの角度で後ろに曲げさせると、
左手の親指と人差し指で、瞼を思いっきり上下に広げて、眼球のど真ん中に目薬をポトリ
そして「はい、命中、上手いやろ。」だから・・・ なんか、すっごく楽しそうである。
どうしたオバチャン、オレをイジってどうする?
なに気に、私もクスッと笑ってしまったが、
いつからこんなに・・・ 面白いオバチャンになったのか?
昔から素養があったのかもしれないが、結婚してこの方、そういった発言はなかったのに、
まさか高齢になって、才能が開花するとは驚きを隠せない。
結婚して45年、家庭内での「笑い」の主導権は私だったのに、
なんだか、その座が危うくなってきているかも・・・ ?
この歳になって、突っ込みを入れてくるとは思いもしなかったが、
意外にも笑いのツボを押さえているので、うかうかできなくなったようだ。
とはいえ、家庭内での多くの主導権は譲っても・・・ 「笑い」の主導権だけは渡したくない。
時同じくしてWBCが開幕し、世の中はその話題で持ちきりだが、
我が家でも、絶対に負けられない戦い(女房とのタイマン)が始まってしまった。
さて、その行く末は、いったいどうなることやら、
面白いネタがあったら、教えていただけるとありがたいんだが、
それにつけても・・・ 目が痒い。
歳を重ねて知る、意外な一面ってところでしょうか。
気づくって、なんか新鮮で、嬉しくなりますね。
愛の反対は無関心!
申し訳ございませんでした。
恥ずかしながら、のろけてしまいました。
年寄りの戯言ですので、見逃してください。
歳の割に可愛いお顔をされていらっしゃるということは、かなりの美人さんでいらっしゃるんですね。
その奥様が笑いのツボも心得ていらっしゃるとは惚れ直すには必要十分でいらっしゃいますね。😄
私はちょっとインチキして、娘の目薬を女房に刺してもらってます。
あまり効いたような気がしませんが、我慢するしかないでしょう。
それにしても・・・ 今年の花粉は、例年よりキツいような気がしてます。
眼科に行って目薬いただいてきました。
がっくりです。
私たち夫婦は二人とも山口出身ですが、大阪に義妹夫婦が住んでいて、仲が良いのでその影響かもしれません。
いずれにしても、辛気くさいよりは、笑いがある方が楽しいので、女房には感謝しなきゃいけないと思っています。
奥様、関西の方ですか?😄
センスが関西受けしそうですね♪
ちなみに、妻にこの話を言うと爆笑してました🤣
不思議なんですが、私も息子も娘も花粉症になりましたが、女房は大丈夫なんです。
女房に聞くと・・・ 田舎者だからと言ってますが、それ違うと思います。
サルも花粉症になるのにと言ったら、私とサルを一緒にしないでと言われました。
難しい年頃のようです。
ほっこりするお話ありがとうございました\(^o^)/
我が家とあんまり変わらないような(笑)
私も突然 群馬転勤時代に花粉症に!!
でも年々収まってます、、年取って鈍感になった証拠かしら?と思ってます。