多摩爺の「四季おりおり(その23)」
秋の彼岸 おはぎ
敬老の日と、彼岸の入りが重なった20日の夜・・・ 実家の母から電話があった。
妹夫婦と孫たちが、5人のひ孫を連れて、「おはぎ」を持ってきてくれたと喜んでいた。
我が家では、女房と娘がお彼岸が近いからと言って、コンビニで「おはぎ」を買ってきたので、
久しぶりに熱いお茶を飲みながら、夕食後の団らんを楽しんでいたところに、
母からの電話だったから・・・ 「おはぎ」つながりで、盛り上がったのだった。
近所で買っていったとはいえ、いつも気を遣ってくれる妹夫婦には、本当に感謝が尽きない。
「おはぎ」は、北九州でうどん屋さんのチェーン店を展開する「資さんうどん」のサイドメニューで
私も食べたことがあり、1個130円ぐらいだったと思うが・・・ とっても美味しい。
ところで・・・ 送ってきてくれた写真を見ると、母は「おはぎ」と言ってたが、
どうでも良いことだが、これは「ぼたもち」である。
資さんうどんのホームページにあるメニューを見ても・・・ やっぱり「ぼたもち」とある。
「ぼたもち」と「おはぎ」のちがいなんて・・・ 昔から考えたことがなく、
春のお彼岸のころに食べる、蒸した餅米を小豆で包んだあんこ餅のことを「ぼたもち」と呼び、
一方で、秋のお彼岸のころに食べる、同様のあんこ餅は「おはぎ」と呼んでいたので、
おそらく母は・・・ これを「おはぎ」と言ったのだろう。
実は私も、そう思っていたのだが、なん年前だったか忘れてしまったが
「ぼたもち」と「おはぎ」の違いについて・・・ それが正しいのか、どうかは分らないが、
ぶらりと立ち寄った、ある和菓子屋さんで教えてもらったことがある。
「ぼたもち」は、牡丹の花のように大きな丸い形で作られ、
蒸した餅米をこしあんで包んだものであって、
「おはぎ」は、萩の花のように細長い俵型で、こしあんではなく、粒あんが使われているらしい。
そう思って写真を見れば・・・ 拘る必要はないのだが、
これはやっぱり「ぼたもち」と言わざる得ない。
でも・・・ そんな理屈っぽいことは、母に伝える必要はないと思っていた。
この季節に牡丹(ぼたん)の花は咲いてなく、咲いてるのは萩(はぎ)の花だし、
母が「おはぎ」と言えば、もうそれは秋の彼岸に、
孫やひ孫たちとお喋りしながら食べる・・・ お楽しみだから、
「ぼたもち」であろうと、「おはぎ」であろうと、どうでも良いことである。
「甘さが控えめで、とっても美味しかったよ。」
「ひ孫たちが走り回って、暴れて五月蠅かったたけど、とっても楽しかったんだから・・・ 。」
電話越しに、嬉しそうな母の言葉が聞けただけで大満足、他になにも要らない。
「ところで、いつ帰ってくるのよ?」と、突然話題を変えてくる母に、
「来週だけど・・・ 」と返すと、
「なにが食べたい?」とオウム返しで、いろいろと聞いてくる。
母は一人暮らしだから、普段は話し相手がおらず、
電話で話し出すと1時間はざらで・・・ 恐ろしく長くなってしまう。
これがまた、大変ってもんじゃなく、いつもは、女房が付き合ってくれてるが、
たまには長男の役割を果たさないと拙いと思い、
付き合ったら・・・ やっぱり1時間ぐらい喋っていた。
メチャメチャ疲れたけど、これもまた親孝行なんだろう。
我慢、我慢・・・ それが一番良い。
まん丸でボールのような形をした・・・ 資さんうどん名物の「ぼた餅(130円)」
母は(おはぎ)と、、義母は(ぼたもち)と言っていた事を思い出しました。
それにしても画像の(ぼたもち)本当に美味しそうですね。
お母さまの末長い健康を心より願っております。
牡丹餅の由来もなるほどって思いました
昨日敬老の日で孫からもらったおはぎを食べました
買ったものですがおいしかったです。
形もなんですねえ。
ちなみに、手作り派のくちこですが、昨日は、餡作りに失敗。
小豆が古かったみたいです。
お母様がご健在で良いですね。
くちこは、一人っ子で、既に父の三十三回忌を済ませ、母の二十三回忌も近いです。
ご丁寧に?
離婚までしたので、あれこれ奮闘続きの人生でした。
日本全国で「ぼたもち」と「おはぎ」はスタンダードな呼び方なので、どちらでも良いと思います。
特に年配の人には歴史がありますから、拘ると逆に機嫌を損ねる心配があり、私は拘らないと決めています。
なお、母はとっても元気です。
ご心配をいただきありがとうございました。
因みに我が家で買ってきた「コンビニおはぎ」は、俵型でしたが、粒じゃなくてこしあんだったので、
「おはぎ」ということで、買ってきたようですが、「ぼたもち」と「おはぎ」の半々の特徴のものでした。
さて、なんというのでしょうか?
「おはぎ」を手作りされるなんて素晴らしいですね。
因みにうちの女房は、お菓子は作るものじゃなくて買うものと決めてます。
なぜ?と聞くと、それで経済が回ると言ってますから・・・ いやはや、まいりました。
萩が咲く秋のお彼岸には「おはぎ」
ということを聞きました。
私もそう思っていました。
季節の花に例える感性こそが、四季の国に暮らす人々の心だと思います。
こういった和の心を忘れることなく、後生に伝えていきたいですね。
今日はありがとうございました😊
いつも、楽だから「つぶあん」でお萩を作っています。
お母様孝行をされていますね。
お母様もお子様思いで♡ホッコリします。
いつも拝読して、やさしい旦那様やなあ〜と思っています。
お疲れ様でした。
人生の下り坂に入ってから、上り坂では見えなかった、いろんなことが見えてきました。
これからも、親孝行、そして女房孝行ができるよう頑張ります。
ありがとうございました。