◆夢の時
原古社会に目立つ発想に、「夢の時」というのが
あります。英語でドリーム・タイムとも言います。
この「夢の時」というのは、一体何でしょう。
「夢の世で今の文化を整えた 祖先が人に道を授ける」
世界各地で、祭や儀礼が開かれるのは、
先祖の英雄や動物が活躍した夢の世(夢の時)に
帰って、その力の分け前を得るためです。
「人間は俗なる時を抜け出して 聖なる時を繰り返し生きる」
「祭りではこの世の中の物事を 神が始めた時間へ帰る」
「繰り返し儀礼のたびに人間は 初めの時を今ここで生きる」
この、世の始まりの先祖たちが活躍した時代を、
とりわけ「夢の時」ということばで呼んでいたのは、
オーストラリアのアボリジニの人々でした。
「新入りは世の始まりの夢の時 ブガリのなかに引き戻される」
夢の時は、ブガリ、ないしアルチェラと呼ばれ、
魂に活力を与える時空として、繰り返し追体験されて来ました。
原古社会に目立つ発想に、「夢の時」というのが
あります。英語でドリーム・タイムとも言います。
この「夢の時」というのは、一体何でしょう。
「夢の世で今の文化を整えた 祖先が人に道を授ける」
世界各地で、祭や儀礼が開かれるのは、
先祖の英雄や動物が活躍した夢の世(夢の時)に
帰って、その力の分け前を得るためです。
「人間は俗なる時を抜け出して 聖なる時を繰り返し生きる」
「祭りではこの世の中の物事を 神が始めた時間へ帰る」
「繰り返し儀礼のたびに人間は 初めの時を今ここで生きる」
この、世の始まりの先祖たちが活躍した時代を、
とりわけ「夢の時」ということばで呼んでいたのは、
オーストラリアのアボリジニの人々でした。
「新入りは世の始まりの夢の時 ブガリのなかに引き戻される」
夢の時は、ブガリ、ないしアルチェラと呼ばれ、
魂に活力を与える時空として、繰り返し追体験されて来ました。