いつのころか忘れたけど、道路標識にダムがあるのに気が付いた。そんな工事してるのも知らんかった。
「ダム見に行ってくるわ」と言ったら、父は「行き方、知っとるんか?」、母は「ああ、春に行ったわ」。何となくダムがあるのが普通な感じの返事。「そんなとこ、何しに行くんや?」と言われると思ったのに、意外だわ。
で、肝心なダムは・・・。
うーん、感想がわからないw
ダムなんて大昔に多々良木ダムに行ったけど覚えてないし(写真があるから行ったんだなぁとわかる程度)。
駐車場からこんな階段を登って行きます。
きゃあ~!蜘蛛の巣~!!バシッ!バシッ!母に借りた日傘で戦う。元々私が母の日にプレゼントしたものなので、半分は私のものだと思っている。きゃあ~!何で先頭を歩いてしまったんだ。
ダムの上部から駐車場を見下ろす。ポツンと一台の車。誰も来んよね。
ダムか・・・。
まだ、感想が出てこないw
発電目的の壮大なスケールでもなく・・・・、池?
あーん、せっかく来たのによく分かんない。
でも、水と木に囲まれているから涼しい。ダムの上からぼんやりと民家の方を見下ろしたり、湖面を見るのは癒されるわ。もっと奥にも展望広場はあったけど、何となくこれでいいかって空気が流れて駐車場へ戻ろうとしたら下から一台の車がやってきた。関係者かな。張ってあるロープを外して奥の方に行ったから。別の道から上がって来たら蜘蛛の巣だらけの階段を使わずに車でここまで来れたんだわ。グーグルマップ、そんな道載ってなかったと思うわ。
その後、庄屋屋敷に寄って庭だけちょっと見る。中には入れなかったのでさっさと退散。本当はこの近くで、ひまわり祭りをやっているので行くつもりだったのだけど、台風でひまわりが倒れてしまって急遽閉園。ネットの写真では、既に花の処分が始まっているようなのでした。その代り、ダムを見に行ったんです。
まだ時間があるのでもう一か所寄り道。
看板がないと気づかない神社。この写真を撮っているときにシスタームショクの車に出会ったのだけど、こんな所に立ってるとものすごく目立つらしい。「誰やろ思ったら香乃だった」って。私はちゃん付で呼ぶのにシスタームショクは私のことを呼び捨てだよ。9歳も年下やのになぁ。それよりも私は、娘とシスタームショクが一緒にいると、娘に向かってシスターの名前を呼んでしまうw
神社は廃屋寸前。屋根だけは新しく直されているけど、リアル肝試しができます。
神社自体はネットで調べたところ、創立年月不詳、享保16年(1731年)本殿を再建、天穂日神(アメノホヒカミ)が祀ってあると書いてあります。田舎は一つの集落に無人の神社が一社(神社を数えるときの単位は社だそうです。今、知ったw)はあると思います。私のところは二社もあるんですよ。村人はこれの維持が大変!若手と言われる人でも、60歳の超高齢化地なんですから!
こちらは歌舞伎舞台。社殿と向かい合わせのように建てられていて、この舞台が県指定の文化財になってます。ハッキリとした年代は書いてありませんでしたが、1861年以前に建てられているそうです。
ああ、今にも倒れそう・・・。案内の看板によると、舞台の床が前方に向かって斜めになっていて観客効果を考慮してあるそうです。舞台後ろの板も外せるようになっていて山全体が借景になるように配慮されてます。ほほー、なるほど。100年以上前はこのあたりも元気だったんだろうね。今は、昼間でも一人だと怖いような場所になっているけど。
さて、そろそろコーヒーを飲みに家に帰るか。実家では・・・・
何~?これ!
シスタームショクが貰い物だけどと持ってきた巨大な野菜。もらった本人も、何かわからんらしい。後で調べてもらうと、かんぴょう瓜というらしいと分かる。よう育ったな。
ワイワイガヤガヤお茶した後は、京都に向けて帰ります。見送ってもらう時、なぜか話題が小豆島のことになって、姪が香川大学の3回生なので卒業するまでにみんなで行こうな~。現地集合やで~。船はどこから乗るの?神戸?姫路?誰かレンタカー運転してや~。ばいば~い。
色々ギュギュっと詰め込んで、充実した一日だったわ。(いやまだ昼過ぎw)
これは工事関係者全員の血と汗と涙の結晶で(以下、中略)
すみません、しょうもない感想を書いてしまって・・・。
息子は、ここに男のロマンを感じたのか写真を一杯撮っていましたよ。
母は何しに行ったんでしょうね。聞きそびれた。
全国のダムには「ダムカード」というものがあって、それを集める人もいるそうですよ。
以前、テレビで全国のダム工事の現場に単身赴任で行ってるお父さんを取材して家族に見せるっていうのがあったのを思い出しました。
中学生の息子さんが、お父さんの仕事を見て「カッコいい」って涙ぐんでいましたよ。
神社は、私も何十年ぶりかな。
女子中学生だったころの話ですからw
今の子は中学校が統合して遠くなりバス通学になってしまったので、こんな所に自転車で寄り道できません。
「ここ、有名なんやで~」と言って寄りましたが、ン十年前、私がここで何をしていたかは子供たちには内緒です。
呆れて笑われるのがわかってるし。
新たな発見や、懐かしの場所に行けて充実した一日でした。
ダムも神社も、てりマヨさんとのやり取りがなかったら、行くことはなかったです。
ということで、私こそてりマヨさんに感謝です。
強引に連れてこられた息子さんと娘さんが気の毒で仕方がないw
「おかん何でこんなところに行きたいって思ったんやろ?頭おかしくなったんやろか?」って
不思議に思ってそうな気が…。
香乃さんからすればしょぼいダムでしょうけど
これは工事関係者全員の血と汗と涙の結晶で(以下、中略)
でもどうしてお母様は春にここに来たんでしょうか?
何かのイベントですかね。(釣り大会とか?)
この神社の舞台、確かに見覚えあるし
ここで何回もご飯食べて
何回も寝たことあるわ~
懐かしすぎて涙がちょちょ切れそうになるわ~w
宗教嫌いの私でも
この神社だけはいつまでも残して欲しいですけど
部外者は簡単にそう言うことができても
実際に管理するとなるとなかなか難しいですね。
お金も時間も労力もいるし…。
ダムと神社に行ってくれた
香乃さんと息子さんと娘さんに感謝です。
本当にありがとうございました。