♪たのしく 介護♪

父の介護を記録してきましたが、今は私自身の日常と父への想いを記録することしかできなくなりました。

母を捜す

2014-03-10 | 日記
昨日、娘と三人で食事に行った帰り、突然父が


「おばあさんは? 一緒に行っとっただろ?」


以前もこんなことが何度かありました。



「ばあちゃんはおらんだろ?」



「・・・あっそうか」



亡くなったことを思い出したみたいで納得しました。




ですが、お布団に入ってトイレに起きた時、また・・・



「おばあさんがおらん。おばあさんは?」


たまたま、娘が側にいて、亡くなったとは言えなくて


「ばあちゃん、おらんよ」


「どこいったん?」


「おらんよ」


今度は怒って「なんでおらんのぞ!!」


娘はたまらなくなって隣の部屋に逃げていきました。


父はそのままお布団に入ったまま眠りにつきましたが、娘のあやふやな返事に怒りをおぼえたのでしょう。


母の夢でも見ていたのでしょうか・・・


こんな時の突然の対応に戸惑いますが、次からは入院していることにしようと結果になりました。


先日も、母のことを突然話し出し


「ばあちゃんは、何の病気で亡くなったん?」
「亡くなったこともお葬式も何にも知らなんだ」


というので、父が喪主としてちゃんと送り出してあげたことを話し安心させてあげましたが、そんな話しをする度、父が初めて聞いたように悲しみます。


こんな時の対応は本当に悩みますし、心が痛みます。

父にとって、どんなに周りが優しくしても、母の代わりはいないのだと実感します。




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