よみがえる桐たんす 杉山箪笥店「 四代目の日記」

私は関市で古い箪笥、思い入れのある桐たんすなどを修理して依頼主様より笑顔を頂ける事を喜びとして仕事をしています。

コロナウイルスで笑顔が見れませんでした。

2020年05月07日 | 思い入れのある箪笥の修理
この箪笥はご依頼主の実家がある加茂郡白川町より昨年の盆に持ち込み頂きました。
完成したので写真を添えメール連絡をし返事を頂きました。

「杉山 様

箪笥の修理、ありがとうございました。

写真を見て美しく蘇った箪笥を見て、本当にうれしく思います。
「実物の方がさらによい」とのお話を聞いて、対面の時を楽しみにしております。
すぐに送って頂きたいところですが、白川口に住む母に見せたい思いもあり、
とりあえず5月の初旬までそちらで預かってください。

母に、木目がよいことや確かな作りであることを伝えると、とても喜んでいました。
明治の半ばごろに作られたものだと思いますが、当時地域では名工と言われていた
母の先祖の作ったものだそうです。

5月になってもコロナウイルスの影響で、関まで引き取りに行けない場合には
再度送料を振り込むか、着払いで送って頂くよう連絡いたします。
よろしくお願いいたします。」

ゴールデンウイークに出来あがった箪笥を当店まで取りに来て、ご実家のお母様に見せる予定でしたがコロナののせいで諦めることになり残念なことになりました。
昨日到着の電話連絡を頂き、本日写真と下記メールも頂きました。

「箪笥が蘇りました。とても嬉しく思います。ありがとうございました。
写真を送ります。」

「お母様に見て頂けませんでしたが写真または、コロナ終息後に東京で見て頂ける事を願います」と返事をしました。
この度は修理依頼を頂きありがとうございました。

私ども(私、親父)二人で修理作業をしていて、月に出来る本数も多くはありません。
皆様には大変お待ち頂き申し訳ありませんが二人の心を込めた仕事をしますのでお許しください。
http://www.sugiyamatansu.com
https://www.instagram.com/wadansuya/
https://blog.goo.ne.jp/tansuya1901

「タンスの修理日記」は毎日の仕事の状況を伝えるページです。
修理依頼された方の作業状況がリアルタイムに分かって頂けます。




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