よみがえる桐たんす 杉山箪笥店「 四代目の日記」

私は関市で古い箪笥、思い入れのある桐たんすなどを修理して依頼主様より笑顔を頂ける事を喜びとして仕事をしています。

代々残す手(印)長く残ってほしい!!

2015年09月14日 | 思い入れのある箪笥の修理
当店も紆余曲折しながら1901年より114年続けてきました。
初代は親方に従事せず、独学で箪笥を作り出したと親父から聞きました。
箪笥作りの良いと思うものを近在より集め、分解し学び杉山の箪笥の形ができました。
それは岐阜の箪笥の良いところと尾張の箪笥の良いところを混ぜた箪笥です。
現在、4代目である私は東海の箪笥、関東の箪笥、関西の箪笥と範囲を広げ初代の志を継ぎ毎日頑張っています。
私は主に箪笥の修理が多く各地の仕事の良い悪いを見極め融合し、長く使っていただける箪笥に仕上げています。
修理依頼が初代、二代、親父の作った箪笥だった時は、とても嬉しいです。
初代は写真で紹介するように上置き左に杉山箪笥の判を押しました。2代は戦死にて職人期間が短く残した手(印)がわかりません。
私の親父は上置きに工夫をし扇型、折り鶴を彫ったりして自分を残し、現在も頑張っています。
私は修理した箪笥、作った箪笥の上段左引き出し内側に写真の判を押しています。
当店から出た箪笥が長く使っていだけることを願い、これからも頑張っていきます。



詳しくはホームページよりご覧ください。
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