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訪問日時:4/7(日)12時半頃
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阿佐ヶ谷には居心地のいい商店街がいくつかある。その中でも私は『南阿佐ヶ谷すずらん通り商店街』が好きだ。規模では阿佐ヶ谷パールセンター商店街には全く及ばないけど、私にはこのすずらん通りが、以前2年半の間住んでいて愛着があった信州の長野県松本市の「中町通り」の景観と重ね合わせてしまう。もちろん「中町通り」は電柱は地中に埋まっているし、道もまっすぐで整備されている。すずらん通りとは似ても似つかないと言われてしまえばそれまでだ。でもなんだろう。メインの商店街に比べると人通りが少なくて静かというのもあるだろう。それよりも、立ち並ぶお店のそれぞれの佇まいが、主張が穏やかで、自然で素朴な趣がある雰囲気に好感を持ってしまうのだ。かと言って何も無いわけではない。『麺処一笑』というラーメンの名店はあるし(すでに3回も行っている)、おいしいパンのお店もある。和食も地中海料理もあるし北海道産専門のマルシェを意識した興味そそるお店も揃っている。
その中で今回どうしても紹介したいカフェのお店が『Cafe Dodonaea(ドドナエア)』だ。前から気になっていて今回初訪問。入口横の小さい席で生ティラミスをお願いしてみた。美味しい珈琲を提供してくれるお店には間違いなく美味しいティラミスがあるだろうという長年の経験則。7分くらい経ち、小さなテーブルに置かれたティラミス。マスカルポーネの上にパウダーが降り積もっている。スプーンにひとくち。チーズの濃密な甘みが口の中に広がる。パウダーが口の周りにまとわりつく。ただちに紙ナプキンで拭く。少量でも繊細な旨さ。次にティラミスの核心である下のスポンジ。さらにひとくち。珈琲が染み渡ったスポンジから深煎りの絶妙な湿り気が伝わってくる。これはただごとではない。驚くほど繊細なのだ。きめ細やかさが詰まっている。添えられた縦長のカップのブレンドもコクがあって相当旨い。接客も自然に水を注いでくれて印象も良かった。これからも貴重な人生の時間がこの店に費やされるだろう。食後も余韻にひたりながら読みかけの本を開く。1時間近く居たかもしれない。
すずらん通りを抜けて青梅街道と梅里〜堀ノ内の小道をひたすら歩いて妙法寺方面の我が家へ帰った。
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