〇 データセーバー」でスマホ通信の無駄遣いを防げ、2GB警告が煩わしければ再設定も。
スマートフォンの通信料金で大容量の低価格化が進んだ。通信量を使い切ることは少なくなったことで、見直したほうがよい設定がある(図1)。
図1、大容量プランの低価格化により、通信量を心配することは減ったかもしれないが、逆に少し使っただけでデータ量の警告が出て煩わしいと感じることもある。通信量が余っているといっても、無駄に使うのは避けたい。節約設定の肝だけは確実に押さえておこう。
例えば、通信量の計測と警告の設定だ。一般的にキャリアでは毎月1日から月末までの期間で通信量を計測するが、「Pixel 6」ではセットアップ日を基準に計測期間が設定される。また警告も2GBで出るので煩わしい。正しい計測期間と通信量に変更しよう(図2、図3)。
Θ 通信量のカウントと警告設定を正確に。
図2、Pixel 6の場合、OS標準の通信量チェッカー機能は、セットアップした日を基準に1カ月間の通信量をカウントする。通常、キャリアは毎月1日から1カ月間で計測しているため、これでは計測する意味がない。必ずキャリアと同じリセット日に変更しよう(1)~(3)。
図3、続いて図2中の「データ使用量の警告と制限」を開き「モバイルデータの使用サイクル」をタップ(1)。通信量のリセット日を「1日」に指定する(2)(3)。続いて「警告するデータ使用量」を契約しているプランの通信量に合わせて、18GBなどに変更する(4)~(6)。
契約しているデータ量が少ない人は通信の無駄遣いを防ぐ「データセーバー」が有効。バックグラウンドの動作が制限されるが、LINEなど制限をかけたくないアプリは無制限利用に設定できる(図4)。このほか大容量の通信をしがちなアプリの入手、動画の自動再生などをWi-Fi接続時に限定するのも効果的だ(図5)。
Θ OSで通信量を減らす。
図4、OS標準の節約機能「データセーバー」で、アプリのバックグラウンド通信などを止める。「設定」から「ネットワークとインターネット」を開いて「データセーバー」をタップ(図2参照)。次画面で同機能をオンにする(1)。データセーバー実行中でも使いたいアプリがあれば、「モバイルデータの無制限利用」から指定する(2)(3)。
Θ 一部機能をWi-Fiのみに。
図5、大容量のデータ通信を使いやすいアプリの機能をWi-Fi接続に限定するのも効果的。例えば、「Playストア」はアプリのダウンロードや更新、「LINE」や「Facebook」は動画の自動再生をWi-Fiに限定するとよい。