gooブログはじめました!

グーグルの折り畳みスマホ「Pixel Fold」、どう使えば仕事にも役立つか。

〇 米Google(グーグル)の折り畳みスマホ「Pixel Fold」を購入した。その後2カ月ほど使っているが、仕事にとても役立つと実感している。なぜそう感じたかを、今回は紹介したい。

Pixel Foldはスマホに加えてPC的な使い方もしているが、PCの代わりにまではならないことをあらかじめお断りしておく。タブレットの代わりになる部分があるのは間違いないが、タブレットはPCを代替できるわけではないというのが僕の持論なので、そのつもりで読んでいただきたい。

購入したPixel Foldは、ケースに入れて使っている
画1、購入したPixel Foldは、ケースに入れて使っている。

重量級のうえにケース必須だが「荷物としてあり得ない」は違う。

Pixel Foldは、折り畳みスマホらしくかなり重い。かつ、僕はこの複雑な機構を持つスマホをむき出して持ち歩く気にはなれない。例えば開いた状態で落として壊したりしたら、大変な修理代がかかりそうだからだ。そのためケースに入れて使っている。

僕がケースを選んだ条件は、スタンドとして立てられることと、MagSafeの充電に対応していることである。いま使っているケースは、Amazonで見つけた「OURJOY」というメーカーの3000円程度の製品だが、実は納得していない。だが上記の条件を満たすケースが少なく、より合ったケースが見つかれば買い替えるという前提で使っている。納得できないのは、スタンドとして使うときの角度が今ひとつなのだ。

このケース込みの重量は、キッチンスケールによる計測で353グラム(参考値)で、やはり重い。ただし荷物としてあり得ない重さかというと、そうは思わない。

これまで僕は、iPhone+Androidスマホの2台を常に持ち歩き、ほとんどの場合そこにiPad miniも加わっていた。つまりiPhone+Androidスマホ+iPad miniが基本的に最小の荷物だったのだ。

Pixel Foldを使うようになってからは、これでタブレットもカバーできるようになり、最小の荷物がiPhone+Pixel Foldとなった。これは大きなメリットだ。iPad miniを持ち歩く出番はほぼなくなっている。1台のPixel FoldでAndroidスマホ+iPad miniの役目がこなせるので、353グラムでも2台分と考えると相当軽く、スペースも取らないわけだ。

Pixel Foldを開いたところ
画2、Pixel Foldを開いたところ。
 
「OURJOY」のケースに備わっているスタンドを使って、立てて置いたところ。角度が今ひとつだと感じている
画3、「OURJOY」のケースに備わっているスタンドを使って、立てて置いたところ。角度が今ひとつだと感じている。

キーボードと組み合わせると作業がはかどる。

僕はスマホのフリック入力が苦手である。一方、キーボードは昔から打ち続けてきたので、こちらは大の得意だ。そこで、テキストを快適に入力できるようにして作業時間が短くするために、僕は、仕事が発生しそうなときやPCを持参しないときは、Pixel Foldと一緒に折り畳みタイプのコンパクトなキーボードを持ち歩いていることが多い。書類を作るつもりがないときでも、長文メールの入力やTeamsのテキストチャットが快適にできるし、急きょトラブルが発生したときに書類を修正しやすい。

僕が愛用しているキーボードは、サウザンドジョアスの「iClever」ブランドの「IC-BK11」。横折りでスリムに畳めて、Pixel Foldに向いているスタンドが付属するBluetoothキーボードである。161グラムと軽く、iPhone+Pixel Foldの環境に追加で持ち歩いても負担が少ない。残念ながら生産が終了しているのだが、他社から似たようなモデルが出ている。

自宅や事務所では、Bluetoothマウスも使用している。特にExcelは、マウスがあると利用しやすくなる。

Bluetoothキーボードと一緒に使っているところ。IC-BK11は、スタンドが付属しているところが便利だ
画4、Bluetoothキーボードと一緒に使っているところ。IC-BK11は、スタンドが付属しているところが便利だ。

独自の画面表示が非常に便利。

Pixel Foldでは、一部のアプリの表示が非常に見やすくなっている。左右の画面に表示を切り分けて、コンテンツを見やすくしているのだ。例えばGmailアプリは、左側にメールの一覧、右側にメールの本文を表示できる。メモアプリのKeepでも同様の表示が可能になっている。

メモアプリのKeepは、一覧と内容を左右の画面に分けて表示できる
画5、メモアプリのKeepは、一覧と内容を左右の画面に分けて表示できる。

レコーダーアプリでは、録音されたデータの一覧が大きく表示されている。いずれかをタップすると、再生中は左側の画面に録音された音声データに関する情報、右側の画面には音声を文字起こししたテキストデータが表示される。テキストをタップすると、該当箇所の音声が再生されるところがとても便利だ。例えば打ち合わせをPixel Foldのレコーダーアプリで録音しておけば、あとから聞き直して確認する作業はかなりはかどるだろう。なおこの表示は、Pixel Foldを折り畳んでスマホの状態で使っているときは利用できない。つまりレコーダーアプリを利用中に詳細な作業がしたくなったら、画面を開くと画面が拡張されるわけだ。

レコーダーアプリは一覧表示画面が広く使いやすい
画6、レコーダーアプリは一覧表示画面が広く使いやすい。
 
レコーダーアプリで音声再生中の様子。右画面のテキストをタップすると、録音された音声の該当部分が再生される
画7、レコーダーアプリで音声再生中の様子。右画面のテキストをタップすると、録音された音声の該当部分が再生される。

こうした使い方ができるメリットは、慣れてくるに従ってより強く感じるようになり、対応していないアプリでも使えるようにしてほしいと思うようになる。例えば、クラウドストレージにファイルをダウンロード/アップロードするOneDriveアプリも同様に使えると便利なのにと思っているが、今のところそこまでには至っていない。

ただ今後、さらに折り畳みスマホが増えてくると、便利な機能を追加するアプリが増えてきそうだなという予感はしており、期待もしている。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「〝 たぬき の 「 スマホ ・ パソコン 」 ワールド 〟」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事