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10年使える、パソコン自作。

○ パーツを交換しながら、末長く使えるパソコンを自作。

できるだけ長く使えるパソコンが欲しい……。そういう人にはパソコンの自作をお勧めしたい(図1)。メーカー製パソコン、特にパーツ交換の自由度に乏しいノートパソコンは、3年くらいで性能や機能が陳腐化し、5~6年で修理もできなくなる。対して自作パソコンなら、必要に応じてパーツの交換や追加をすることでパワーアップが可能。修理もできる。パーツの選択次第では10年以上、快適に使える。

図1 メーカー製パソコンは基本的に、性能の要となるCPUを交換できない。また、補修部品のメーカー保持期間は長くて6年くらいなので、それ以降は壊れても修理依頼は不可。快適に使えるのは3年くらい、寿命は長くて6年といったところだ。対して自作パソコンは、CPUはもちろん、メモリー、ストレージ、グラフィックスボードなども交換でき、うまくパーツを選べば性能や機能を強化しながら10年以上快適に使える
図1、メーカー製パソコンは基本的に、性能の要となるCPUを交換できない。また、補修部品のメーカー保持期間は長くて6年くらいなので、それ以降は壊れても修理依頼は不可。快適に使えるのは3年くらい、寿命は長くて6年といったところだ。対して自作パソコンは、CPUはもちろん、メモリー、ストレージ、グラフィックスボードなども交換でき、うまくパーツを選べば性能や機能を強化しながら10年以上快適に使える。

“自分仕様”をとことん究めて後からの機能追加も自由自在。

自作パソコンの最大の魅力は自由度の高さ。CPUなどの主要パーツからきょう体(PCケース)に至るまで、すべてのパーツを自分で選べる(図2)。不要な機能に無駄な出費をせず、必要な性能と機能だけを持った、まさに“自分仕様”のパソコンを実現可能だ。

図2 CPUやメモリー、マザーボードなど、パソコンを構成するすべてのパーツを自由に選べる点も自作の大きな魅力だ。「性能重視」「予算重視」など、自分の目的にぴったり合ったパソコンを具現化できる
図2、CPUやメモリー、マザーボードなど、パソコンを構成するすべてのパーツを自由に選べる点も自作の大きな魅力だ。「性能重視」「予算重視」など、自分の目的にぴったり合ったパソコンを具現化できる。

性能や機能に不満が生じた場合は前述の通り、パーツを交換、追加することで対応できる。主要パーツの交換予算は図3図7の通り。ちょっとした投資で愛機を強化できる点も魅力だ。

各種の機能を拡張ボードで追加できる点も自作ならでは。拡張スロットの仕様と主な対応拡張ボードを図8に示した。Wi-Fi子機など多くの機能を拡張ボードで増設できる。

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