家のお花たち

　　　　　　　　　　　　春になるとお花たちが賑やかになってくる







お花を育てるのはメチャ苦手で、悪いなぁ～と思いながらも玄関先にいつも苗から買ってきて置いている







北向き玄関だったので、それを理由に「ここは花は育たないのよね」っていうのを言い訳にしていた








それで枯れたら捨ててまた綺麗なのを買ってきたらいいわという具合に花の命さえ簡単に考えていた・・・・・若い頃








それが最近、お家のお花がとっても綺麗に咲いてくれるのよ







お水を忘れるのは度々やし、肥料すらまめにやらないし、「育てるの苦手やし、ごめんね～」なんて花に声かけたりして







出かける時に玄関に出てからお花に気がつき、「ああ～～～お水　ごめん帰ってからね～～」なんて言いながら







きっと勝手なご主人様だと呆れてるだろう








他のお家に咲いてたらもっと可愛がってもらえたのにね








でもホントここ７,８年は何度も何度も生まれ変わってまた今年も、また今年もって咲いてくれるのよね








そうなるとこのお花たちがすごく愛おしくなってくるのよ






　　これなんて十年・・・ただただ頭から水ぶっ掛けられて、枯れてはまた可愛い緑に






　　このミニシクラメンも五年ぐらいかな・・・・同じく頭からシャワーの行水






　　これはクンシラン




ご近所さんに一株もらって植えたんだけど、毎年見事に咲き、ほんと綺麗なオレンジ色で私も大好きな色、どんどん株が増えていくし、お友達に株分けしてあげたくなって、去年のお花が終わった後に、試みたんだけど、あまりの株の増え方と大きさと量に自分では手がつけられなくて、専門の職人さんに株分けしてもらおうと頼んだのよ







たまたまポストにチラシが入っていて、色んなお花植えかえしますとか諸々ご相談どうぞってチラシで、それがまた昔の知り合いだったので、余計に頼んじゃおうと思い、そうしたらクンシランの株分けは十月って言われて、でもあまりにももう株が窮屈そうだったので、大きな鉢に植え替えだけはしておきましょうってことになって、もしかしたら来年はお花付かないかもしれませんよとも言われちゃって







十月に植え返してもらおうと連絡したら・・・・・向こうは、あたふた驚き、「え？十月って言いました？」なんていうのよ・・・・植え替えはやっぱりお花が終わった頃みたい







だから言われた通りに大きな鉢に入れ替えて待ってたんじゃないって少々怒ったけど、知り合いってこともあって怒鳴ることも出来ず、「なら、また六月ごろ頼みます」って言ったけど、ちょっと酷いよね







その上、今年はお花も咲かないかもって言われてたのよね








それがみごとこんなに咲いたんですよ







途中、突然の大雪の日にお客さんをしていた時だったので、ナイロンの傘をかぶせて上げれないときが二回もあって、葉っぱが痛んでしまってどうなるかなって心配もしていたというのに







綺麗でしょ







いつもお客様にも見事だねって声掛けられて、上機嫌なんだよね








ふとこんな時に思い出すことがある・・・・








前に、テレビで三輪明宏さんが『木はマイナスを吸い取ってくれて、花は愛のエネルギーを無償に与えてくれるのよ』って、だから、家で、お花を育ててもすぐに枯れるのは、何かに疲れてるその人にただただエネルギーを与えてしまっているからだと







そう思うと、以前は花を育てるには自分が疲れまくっていたんだなと今に思える







ちょっとは心に余裕が出来るぐらいに自分も成長したことをお花たちも教えてくれているんだと嬉しく思う







綺麗に咲いてくれてありがとう







玄関先でみんなに愛を振りまいてくれてありがとう