「8ミリ時代」、切り貼り編集
動画に興味を持ったのは8ミリ映画からでした。
ようやくカメラや映写機がなんとか手に入るようになった1960年代後半頃です。当初は映像だけで「サイレント方式」でした。別に録音したものを作り、映写機と一緒に回したことがありましたが、同期がとれず映像と音声がずれてしまうことが当たり前で調節に苦労しました。
その後、メーカーに送って磁気ストライプを塗布してもらえるようになり、何回か送った記憶があります。そしてやがてカメラで音声も収録できるものとなりました。
フィルムの値段は高く、1本の撮影時間は3分程度だったと思います。ですから無駄撮りはできません。撮影前におおよそのストリーを作り、それに従って撮りました。始めと終わりのシーンのタイトルなどやコメントなどはあらかじめ作って撮影しました。
撮影の後は編集です。フィルムの不要な部分をカットしたり順番をつなぎ替えたりしました。この作業に夢中となり徹夜もしばしばでした。
VHS、S-VHSカメラ時代、PCでの編集
VHSカセットテープを入れて録画ができるカメラがどうにか手に入る頃となり、8ミリカメラから徐々にVHSカメラにシフトしました。それ以前はカメラとオープンテープの録画機が別々のものを少し使用していました。重い録画デッキを背負っての撮影でした。VHSの一体型となりそのコンパクトさ、軽さに驚いたものです。やがてS-VHSカメラが登場しそちらへ乗り換えましたが、その画質や色に感激したことを覚えています。
ところでこの頃からなんとかパソコンで編集・再生ができるようになりました。まだまだパソコンに動画を取り入れることや編集はパソコンには大きな負担でやっとでしたが、その面白さに肝心な撮影より編集に夢中になりました。8ミリ時代と違ってシナリオなどは厳密に考える必要はありません。いいと思うものを撮りたいだけ撮影し、編集で処理すればよいからです。撮りたいものに集中できたとも言えます。このころはmeg-1 だったと思います。
mini-DVDカメラと編集
しかしそれもつかの間、進歩は加速してmini-DVDテープ搭載カメラに替わりました。片手で持てる大きさとなり、画質も飛躍的に進歩しました。この頃はあちこちへ出かけ撮ったものです。
編集もパソコンや編集アプリの性能がよくなり、それに伴い画質もよくなっていきました。この頃はMpeg-2にしていたと思います。
コンデジカメラと編集
当初は静止画はカメラ、動画はビデオカメラと区分けしていました。ところがやがて動画撮影ができるコンデジが出て、早速利用したものです。私のカメラは安価のものでしたので、ズーム機能はなく写すというだけのもので、解像度は640x480 dpiという小さなものでした。コンテナはmov、やがてwmvにしました。
相変わらず安価のものですが、カメラを変えるたびに動画の撮影機能もよくなり、今は1920x1080 dpiで撮影しています。編集アプリも安価ながら高性能のもの(Filmora)を使用しています。
さて、今後どんなになるでしょうね。