今週はPTA資源回収。
来週は授業参観とPTAバザー。
行事満載の秋である。
年間計画を企画する側としては
PTAの資源回収とバザーは
悩ましい行事である。
PTAの貴重な資金源であるから
学校としても協力を惜しまない。
そのために調整して、
バザーは授業参観とセットにして
「学校行事」として振替休業を設ける。
しかし、資源回収については、
「資源回収で疲れ果てるから、
バザーと資源回収の同日開催は難しい。」
そんな意見が強い。
「土日に授業を行うための理由」としては
PTA行事の単独では難しい。
その結果は
「資源回収の参加は
職員についてはボランティア」
ということになる。
さて、
そうまでして実施する、
資源回収とバザーは、
「ごちらがお得」なのか?
行事削減に際して
優先順位を判定する必要が出てくる。
まず、
本校のPTAバザーの
純利益は70,000程度。
各テナント担当者に準備金を渡して、
売り上げと準備金の残りを受け取る。
現金の出入金の手間がかかる。
現在は小銭をお札に換金する
手間か手数料がかかる。
それに対して
PTA資源回収の
純利益は35,000円程度。
協力者へのお茶や
子どもたちへのご褒美のジュースを用意する
手間と労力がかかる。
銀行へ行く手間がかかる。
時間的には
バザーは前日準備と当日の2日。
資源回収は当日の2時間程度。
「儲けを選ぶか
時間を惜しむか……」
ここで、
軍配が大きく振られる
「市の助成金」である。
資源回収を行うと
市から「助成金」が渡される。
「人材活用」や
「SDGs」などの視点で
資源物の収集量に準じて渡される。
本校では、
40,000円程度が助成される。
つまり、
1回の資源回収を行うことで
2時間程度の活動で
75,000円を稼げることになり、
コストパフォーマンスが大幅に「
PTAバザーを上回る。
この事実を
保護者に伝えると、
「それでも
子どもたちが喜ぶから
PTAバザーも続けましょう。」
そういうことになった。
PTA活動の事業仕分けは
PTA本部やPTA総会の役割であり
教職員が口を挟む余地は少ない。
しかし、
PTA会費を払っているだけの権限はある。
「P」と「T」で
協働していくことが
学校に関わる
皆の幸せに繋がっている……
…と信じている
今日この頃である。