下田康生堂は先代からのファンとして
「ヤツメウナギの店」からの転身は
かなり寂しく感じた。
しかし、
「閉店よりも…」
「パン修行に出ていた
息子さんが継いでくれるなら…」
そんな思いが強かった。
「うなぎぱん」と聞いて
「珍しい。
まずは食べてみよう。」
ふんわりと優しく
仄かな小麦の香り。
鰻の香りを邪魔しない
素直な味と香りと触感。
食べ進むと
厚い鰻の層に辿り着く。
1匹の鰻の
4分の1程度の
量を占めている。
噛むと鰻が
零れ落ちる。
鰻の味が強くて、
パンも素直で、
ボリュームもあって、
途中で飽きそうになる。
そこで活躍したのが、
「國之家」の途中の店で購入した
「葉唐胡瓜(はとうきゅうり)の漬物」。
高菜を思わせる
ピリ辛の加減が
「うなぎぱん」にマッチした。
パンの甘さと
鰻の甘さ、
葉唐胡瓜の塩味が
後を引いて止まらない。
有難う完食。
600円を超える高コストだが、
大きさと「うなぎ」の量を考えると、
半分に切って「1人前」で
丁度良いかもしれない。
「食べ切らない時は、
冷蔵庫に保存して、
レンジで温めると良いよ~」
店員さんが
丁寧に教えてくれるので、
購入の翌日でも
美味しく食べられた。
成田参道の店員さんは
皆さんが親切だなぁ……