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鈴木ジュリエッタ著〖名探偵 耕子は憂鬱〗1巻あらすじ・ネタバレ感想

鈴木ジュリエッタ著〖名探偵 耕子は憂鬱〗1巻あらすじ・ネタバレ感想。
金田一耕助シリーズをベースに、頭を使わない事はだいたい得意な耕子が、知恵熱を出しながら謎を解くミステリ的ラブコメ。

〖名探偵 耕子は憂鬱〗1巻

『名探偵 耕子は憂鬱』1巻 tataraworks
■著者:鈴木ジュリエッタ
■カバーデザイン:
    杉田優美(G x complex)
■発行:株式会社白泉社
■発売日:2021年2月19日



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〖名探偵 耕子は憂鬱〗1巻あらすじ・ネタバレ感想




〖名探偵 耕子は憂鬱〗1巻登場人物 

●金田耕子(かねだ・こうこ)
 見た目は子供だが数えで18歳
 探偵を目指している
 金田一耕助ファッション
 クマのぬいぐるみ“りん太郎”がお守り
 頭を使わない事はだいたい得意
 賄い人として[春秋館]へ潜入

<[春秋館]の下宿人>
●犬上佑清(いぬがみ・すけきよ)
 信州の財閥の跡取り息子
 耕子と初対面の際はマスクを被っていた
 暴走すると何をするか分からない危険人物

●病院下(びょういんざか)
 留年生でミュージシャンの卵
 バンド『ハングリーパイレーツ』解散
●八墓(やつはか)
 耕子と張り合うオカルトマニアの大学生
●極門(ごくもん)
 声がデカイ浪人生

●クロ
 [春秋館]で飼うことにした黒い子猫
 極門が見つけた

******** ******** ********
<第0話>
●犬上の母
 脅迫状が届いたので息子を守って欲しい
 耕子を[春秋館]へ潜入させる

●因縁をつける客
 耕子にやっつけられ逆恨み

<1話>
●(回想)耕子の恩人の探偵

<2話>
●列車の乗客
 オシャレな女性、意地汚い親子、オジサン

<3話>
●耕子を犯人扱いする店主と警官
●バー『肉と欲』のもじゃ男
●野乃宮オーナー
 佑清愛が強い
 ペットの猿・小晴を飼っている

<4話>
●志水(しみず)
 [春秋館]を訪れた元下宿人
 耕子に本迅一郎のことを教える
●本迅一郎(ほんじん・いちろう)
 ?



〖名探偵 耕子は憂鬱〗1巻あらすじ 

昭和中期―――
3件の難事件を解決した者のみ、探偵の資格を得ることができた。

探偵になることを夢見ている金田耕子(かねだ・こうこ)は、見た目はちっちゃくて可愛い子供だが数え年で18歳の女の子だ。
あるご婦人から、息子を殺すという殺害予告が届いた、守ってほしいと依頼され、彼の下宿先である[春秋館]に賄い人として潜入することになる。


春秋館の下宿人は4人。
耕子に最初に声をかけてくれた病院下(びょういんざか)は留年生でミュージシャンの卵だと言う。
八墓(やつはか)はオカルトマニアの大学生で、極門(ごくもん)はやたらと声がデカイ浪人生だ。
そして、依頼人の息子・犬上佑清(いぬがみ・すけきよ)と対面した耕子は、その異様さに思わず怯む。
佑清は顏を怪我したらしく、目だし状態の白いマスクをがぶっている。
だが、その目は命を狙われているというより狙っているという方がピッタリだ。


耕子は探偵の免状をもらう為、佑清事件を解決しようと聞き込みを始める。
ところが、下宿人達は犬上を“女を泣かせる粗野で乱暴者”と言い、学友達は真面目な人間だと言う。
さらに佑清は顔に怪我などしていないと聞いて耕子は訳が分からなくなり…知恵熱を出して倒れてしまう…。
『名探偵 耕子は憂鬱』1巻 tataraworks



〖名探偵 耕子は憂鬱〗1巻ネタバレ感想 

耕子は子供の頃に事件に巻き込まれた。
その事件を解決し自分を助けてくれた探偵に強く憧れて、自分も誰かのスーパーマンになりたいと探偵を目指している。
そんな耕子は袴姿にチューリップ帽という有名なあの探偵ファッションに身を包んでいるのだが、それは耕子の恩人の探偵がどうやらそんな格好をしていた為らしい。


さて、信州の財閥の息子というお金持ちの犬上佑清だが、親に甘えるわけでもなくちゃんとアルバイトをしていたりする。
優しくてなかなかの好青年だが、第4話で登場した志水(しみず)は犬上くんを「バーサーカー犬上」と表現する。
バーサーカーとは神話の戦士のことだが、日本語では“狂戦士”と言われる。
怒りで我を忘れたらとんでもない事をしでかしてしまう人ってことだ。


第0話ではマスクをかぶっているとは言っても犬上くんは優しい青年だった。
でも、第1話で犬上くんの翳の部分がチラリと見え、第2話で二面性が露わになり、そして第3話で耕子が逮捕されると[春秋館]の下宿人3人は犬上くんの暴走を恐れ慌てふためくのだ。
「犬上は追いつめられると見境がなくなる
一見穏やかだが内面はとても激しい
純朴な仮面の下には何かのためなら一線を軽く越える危うい面がある
あいつが暴走する前に止めるんだ!!」

(139ページ)


少々(?)変なのは犬上くんだけではない。
春秋館の下宿人はそれぞれ変わっている。
耕子がそれを認識した頃に現れた志水は、3年前に春秋館で起きた事件―布団についたおびただしい血痕と突き立てられた日本刀―について語り、犬上達4人が本迅一郎という下宿人を殺したのではないかと言う。
その通りだったら耕子はどれだけ危険な館で暮らしているのだ。
そして、元春秋館の下宿人だけあって志水もおかしな空気を醸し出している。
その頃、犬上達4人はご機嫌で飲みに出掛けており、耕子はわりと危険な状態なのではなかろうか?


頭を使わない事はだいたい得意な探偵見習い耕子が、知恵熱出しつつ謎を解く。
一応ラブコメディでもあるのだが、かなり偏ってるラブかもしれない。
事件より何よりそれが一番耕子にとって危険かもしれない。
『名探偵 耕子は憂鬱』1巻 tataraworks

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

ありがとうございました(人´∀`*)

コメント一覧

tataraworks-lynx50
@hiromiso_eye hiromiso_eye様、コメントありがとうございます。
『神様はじめました』大好きです。
13巻から25巻までずっと泣きながら読みました。
耕子は偏愛の世界かも…(~_~;)
hiromiso_eye
最近、「神様はじめました」を読み返してたとこでしたが、こっちも面白そうですね。
少女マンガで金田一耕助シリーズをベースにしてるだなんて。
(耕子なんて変な名前だなーって思ってたらそういうことなんですね。)

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