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〖ひかえめに言っても、これは愛〗4巻感想。初お泊まりで温かさに包まれ

〖ひかえめに言っても、これは愛〗4巻あらすじ・ネタバレ感想。
禅の家で初お泊まりした理沙は禅の家族の温かさに包まれる。
一方、禅と敵対しているふーみんが理沙に急接近し……。

〖ひかえめに言っても、これは愛〗4巻

~Love, That's an Understatement~
『ひかえめに言っても、これは愛』4巻 あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks
■著者:藤もも
■カバーデザイン:arcoinc
■発行:株式会社講談社
■発売日:2023年10月13日



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〖ひかえめに言っても、これは愛〗4巻登場人物

〖ひかえめに言っても、これは愛〗4巻あらすじ・ネタバレ感想




〖ひかえめに言っても、これは愛〗4巻登場人物 

天川理沙 あまかわりさ 
 父は他界しており母と2人暮らし
 成績優秀な女子高校生
 禅と知り合って生活が一変する
大平禅 おおひらぜん 
 有名ヤンキー校[塚田西高校]2年
 家は[光安寺]というお寺
 いつも理沙のピンチを救ってくれる

<塚高の禅の仲間>
-2年-
龍太郎 りゅうたろう 
 理沙に禅の良い所を教えてくれる
成田楽 なりたらく 
 脱力系のロン毛イケメン
 ご飯を奢ってくれる女の子が好き
 女性トラブルに理沙を巻き込む
不動 ふどう 
 無口。キャップがトレードマーク
 2巻で帽子を脱ぎ顏出しした
-1年-
赤松冬慈 あかまつとうじ 
 禅を慕う1年生で高所恐怖症
 理沙が気にくわない

<禅の家族>
禅のママ
 お菓子作りが好き
 禅のことを「禅ちゃん」と呼ぶ
大平雅 おおひらみやび 
 禅の姉で社会人。近所で一人暮らし
大平縁 おおひらえん 
 禅の姉。大学生。顔は禅そっくり
禅のパパ
 [光安寺]の住職
 凄く体格が良い。怖いくらいデカイ

<塚高の禅の敵>
観月文哉 みづきふみや 
 禅と敵対する3年生
 禅達は「ふーみん」と呼ぶ
 3巻で予備校の観月先生の弟と判明
 実はもの凄く頭が良い
伸二 しんじ 
 文哉の仲間
 彼女に手を出され怒り心頭に発す
●伸二の彼女
●文哉の仲間たち

<そのほか>
●理沙の母(電話)



〖ひかえめに言っても、これは愛〗4巻あらすじ 

【そのまえに】3巻あらすじ・感想
自宅の鍵を紛失してしまった天川理沙は、母親が夜勤の為、家に入れず。
行き場のない理沙を彼氏の禅は自宅に泊まるよう連れて行く。
禅の家族は突然の女の子の訪問に少々驚いたものの温かく理沙を迎え入れる。


翌日、予備校で鍵を探す理沙の前に禅と敵対しているグループのリーダー・観月文哉が現れる。
文哉は理沙が落とした鍵を拾っており、困っている理沙にさっそく意地悪を仕掛けようとするのだが……。
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〖ひかえめに言っても、これは愛〗4巻ネタバレ感想 

禅の家族は温かい人ばかりで、鍵をなくした理沙を受け入れてくれる。
でも、理沙が母1人子1人で父は他界していると知ると、その場にしんみり感が漂ってしまう。
理沙は子供の頃からこういう空気が流れると人から「可哀想」と思われているようで凄く苦手だった。
禅の家族の前でもどう反応すべきか分からなくなるが、禅がコミュニケーション力を発揮し流れを変えてくれた。
いつもながら見事だわ、禅くん。


禅のそばにいると、取り残される人っていないんだろうなと思う。
禅は気が利くし、広い視野で周りをよく見ているから淋しそうな人やうまく場に馴染めない人を見逃さない。
彼が凄いのは気に掛けていることすら相手に感じさせない所だ。
禅の家族と理沙の間に微妙な空気が流れた時も、禅ママにお菓子を出させごく自然にママの趣味のお菓子作りの話に移行させている。
だから、理沙は気遣われたことすら気づいていない。


禅の高等対人スキル、私も欲しい。
子供の頃から片親であることがコンプレックスになっていた理沙。
もちろん1人で頑張っている母親には感謝しているけれど、周囲の子ども達から可哀想な子扱いされがちだった為、家庭環境をネガティブに受け取っていた。

「かわいそう?  
なんで?  
頑張って働く
母ちゃん かっけーし
 
外泊許してくれる
くらい信頼されてる
リサもすげーじゃん」
 
(40ページ)

禅の言葉にほろりとしちゃった。


理沙の家の鍵を拾ったふーみんこと観月文哉は、さっそく理沙を困らせてやろうとするのだが全く自分のことを怖がらない理沙が相手だと調子が狂う。
文哉は小さい頃から兄と比べられ、出来の悪い方として扱われてきたらしい。
だからグレちゃったのかもしれないが勉強をサボっていたとは思えない。
悪さばっかりしているけれど、こっそり勉強を続けていたんじゃないかな?


文哉はゲーセンで理沙の財布をすろうとした男を取り押さえようとして、うっかり肘を理沙の鼻に当ててしまう。
鼻血ぼたぼたの理沙。
文哉は咄嗟に自分の白シャツで理沙の鼻を押さえ止血する。
おお、文哉、めっちゃカッコイイな。


兄に勝てず親からも褒められなかった文哉もコンプレックスの塊だ。
後ろ向きになった結果が不良のリーダーなのが残念だ。
そんな文哉に理沙は言う。

「私が目標に
しようと
してる人が
出来が悪い
わけがない」
 
(84ページ)

親も兄も認めてくれなかったのに、理沙だけが自分を肯定してくれた。
しかも、こんなド不良を目標とまで言ってくれるのだよ?
そりゃもう好きになっちゃうよね。
でも、せっかく巡り会えた素敵な女の子は人のもの。
それも敵対している禅の彼女なのだから絶対に好きとか言えないし、その気持ちを認めることも、当然周りに悟られることもあってはならない。
文哉、しんどいだろうな。


話が進むにつれて文哉のことが気になる存在になった。
文哉は惚れた弱みか理沙を前にすると以前のような非情さを引っ込めるようになってしまったのだが、この先、それが仲間達との関係に影響しないか心配だ。
文哉が独りにならないといいけど。


さて、今回禅の仲間の楽の女性関係トラブルに理沙が巻き込まれてしまう。
楽、脱力系食いしん坊だと思っていたら女癖が悪かったとは。

「女の子ってさー
腹黒いよね
 
 
ニコニコ
笑ってても
本心
どこにあるか
わかんない

 
オレ 女の子
大好きだけど
 
 
女の子が
一番怖いよ」
 
(128ページ)


楽の言うことは否定できない。
“あざとさ”も“腹黒”と同よね?
でも、今流行っている“あざとい”は本来の意味を無視して「可愛い」の類義語みたいに使われているふしがある。
本当は「あざとい」って言われたら喜んじゃダメなんだけどね。
「あざとい」の意味は、やり方があくどい、とか図々しくて抜け目がない、小賢しい、思慮があさい、あさはか、だったりするので。
そして、楽がトラブった相手の女子がまさにこのタイプだった。
何と文哉の仲間・伸二の彼女だった。


楽があんなふうになった背景は描かれていないので、いつか分かればいいな。
次は無口なのに意外に顔がきくタイプの不動の話が読みたいな。
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☆。・:*:☆。・:*:☆。・:*:☆。

ありがとうございました(人´∀`*)

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