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喜多喜久著『プリンセス刑事』感想。ローティーン向けキャラクター小説

喜多喜久さんの『プリンセス刑事(デカ)』の感想です。
この作品はローティーン向けのキャラクター小説かなぁ?
文春文庫から2018年に発売されました。

王冠の画像 tataraworks


『プリンセス刑事』は、可愛い路線のキャラクター推理小説で文章も単語もがやさしくて読みやすいです。


『プリンセス刑事』あらすじ 
女王統治下の架空の国・日本国。
白桜院日奈子は王位継承権第5位の王女。
国民の幸福を願い、国民を守る為になんと刑事になっちゃった。
遺体から血を抜き取る連続殺人犯「ヴァンパイア」を逮捕する為、捜査本部への配属を自ら希望。
若手刑事・芦原直斗は、腫れ物扱いの日奈子のパートナー役を押しつけられる。


少女漫画の原作向き 
『プリンセス刑事』は、「ちゃお」とか「りぼん」等の少女漫画の原作に向いている、と思いました。
ヴァンパイアと対峙する際、日奈子が白いドレスを着ちゃうあたり、面白い発想だなと思いました。
王女らしくて可愛いです。
漫画の一場面にしたら映える気がします。


犯人はなかなか分からない 
少女漫画風の小説と言えど、そこは喜多喜久の推理小説です。
『プリンセス刑事』も案の定、犯人がなかなか分からない。
「コイツだ!」と思ったらどんでん返し。
犯人が分からずイライラする~!(>皿<)
そういう所、やっぱり喜多さんはうまい。


まとめ 
対象となる読者層は中学生くらいかなぁ。
難しい単語や表現が少なめでサラッと読めます。
高校生には物足りないかもしれません。
キャラクター小説なので、お姫様が刑事になるとか設定がありえない。
けれど推理自体はしっかりしていて、そこは読み応えがありますよd(^-^)


ご訪問ありがとうございましたm(_ _)m

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