喜多喜久著『科警研のホームズ 毒殺のシンフォニア』あらすじとネタバレ感想!
宝島文庫の書き下ろしで10月25日に発売されました。
『科警研のホームズ』シリーズ第2弾!
喜多喜久著
『科警研のホームズ 毒殺のシンフォニア』
カバーデザイン:鈴木大輔(ソウルデザイン)/本文DTP:株式会社明昌堂/発行:株式会社宝島社/2019年10月25日発売
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科警研のホームズ登場人物
●室長・土屋(つちや)
「科警研のホームズ」と呼ばれた男。
あることがきっかけで科警研を去る。
現在は東啓大理学部准教授。
環境分析科学研究室リーダー。
常に寝起きのような格好をしている。
●北上純也(きたかみじゅんや)
あることがきっかけで科警研を去る。
現在は東啓大理学部准教授。
環境分析科学研究室リーダー。
常に寝起きのような格好をしている。
●北上純也(きたかみじゅんや)
北海道警の科捜研からやって来た。
研究に集中するタイプで大人しい。
生まれてからずっと札幌で生活。
安岡とは同い年。
専門分野は化学。
研究に集中するタイプで大人しい。
生まれてからずっと札幌で生活。
安岡とは同い年。
専門分野は化学。
●伊達洋平(だてようへい)
埼玉県警より出向。他の2人より2歳上。
180㎝近い長身。
ブランド物のスーツを着こなす。
出世欲が強く科警研入りを狙っている。
コンピューター解析が専門。
180㎝近い長身。
ブランド物のスーツを着こなす。
出世欲が強く科警研入りを狙っている。
コンピューター解析が専門。
●安岡愛美(やすおかあいみ)
兵庫県警より出向。
病気の家族の為、成果にこだわっていた。
くっきり二重で目力が強い。
専門は分子生物学。
病気の家族の為、成果にこだわっていた。
くっきり二重で目力が強い。
専門は分子生物学。
●科警研所長・出雲俊明(いずもとしあき)
科学警察研究所・本郷分室を作った。
目的は土屋を科警研に戻すため。
51歳。
白髪交じりの髪を8:2で整えている。
目的は土屋を科警研に戻すため。
51歳。
白髪交じりの髪を8:2で整えている。
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科警研のホームズ 毒殺のシンフォニアのあらすじ
4話構成です。
<第1話 毒殺のシンフォニア>
学会後、立食形式の懇親会は和やかに進んでいた。
だが、午後8時半過ぎ、参加者の1人羽鳥広司が突然意識を失って倒れた。
病院へ運ばれるもそのまま帰らぬ人になる。
羽鳥の血中から一般にはふぐ毒として知られるテトロドトキシンが検出された。
北上、伊達、安岡の3人の研修生は、時間差の毒殺トリックの解明に挑むが……
<第2話 溶解したエビデンス>
奥多摩の山中にある製材工場跡で身元不明の遺体が見つかる。
放置されたドラム缶の蓋を開けると、どろりとした液体の中に白骨化した遺体が……
遺体は胸骨や肋軟骨が骨折していた。
科警研の研修生3人は遺体の身元特定を依頼される。
<第3話 致死のマテリアル>
大阪に本社がある電機メーカーの石油ファンヒーターによる一酸化炭素中毒の事故が発生していた。
同時期に問題の製品を使っていた男性がガレージ内で亡くなっているのが発見される。
状況は一酸化炭素中毒を示しているが、死因に不明瞭な点があり断定できない。
死因の究明を依頼された3人だったが……。
<第4話 輪廻のストラテジー>
北上達3人の研修期間も残りわずか。
今まで無関心だった室長・土屋が自ら案件を持ち込んできた。
それは、宗教団体の教祖が亡くなり、殺人の疑いがあるというもの。
その宗教団体に知人の元妻が入信しているとの土屋の話を聞いた安岡は反発。
3人は研修が終わる前にトリックを解明できるのか。
そして分室は解散となってしまうのか。
それぞれの行く末が気になる第4話。
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科警研のホームズ 毒殺のシンフォニアのネタバレ感想
土屋の下の名前って…まあ、いいか…。
前作は生物を使った危険ドラッグネタにビビった~{{(@_@)}}
続編『科警研のホームズ 毒殺のシンフォニア (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)』はトリックが面白かった~。
私なんて時間差毒殺トリックと言えば、カプセルに毒を入れるという使い古されたものしか思いつかないわ。
喜多喜久さんにとって化学は専門分野。
そんなテクは使わないわな(笑´∀`)
今回は、土屋の身勝手さにとうとう安岡がキレた。
涙目で「虫がよすぎる」と土屋を責める安岡の気持ちも分かる。
だって研修と言いつつほぼ放置。
「君らで好きにやったら」状態。
土屋が凄い発想の持ち主で、知識が豊富なことは3人とも認めている。
例え髪の毛が暴風雨にさらされたくらいボサボサだったとしても、教えを請うに値する相手ではある。
なのに放置。
そんな土屋も、科警研に勤務していた2年前よりは人間性は上がっているようだ。
310ページで訪問者に対し、
「立ち話もなんですから、座ってください。何か飲まれますか」
と言ってソファーを勧めるのだが、相手はそれに驚く。
「立ち話もなんですから、座ってください。何か飲まれますか」
と言ってソファーを勧めるのだが、相手はそれに驚く。
ごく普通のことをしただけなのだが、それを驚かれるくらい、気遣いとかもてなしとかできない人だったのね、昔は。
大人としてどうなの?って感じやね。
大学で海外の研究者や学生と接点を持ったことで気遣いを覚えたようだ。
そして土屋が科警研に戻る決意をしたかというと……
人としてまともな事は言っていたよ(~_~;)
多分、1年経ったら続編が出るんじゃないかな、と思います。
ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)
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