ジャニーズは反社認定か？屋号そのまま、なぜ止めない？記者会見の感想

ジャニーズは反社と見るべきでしょうか？
まさか犯罪行為を行った人物の名前をそのまま社名として残すとは！？
まるで宗教ですよ。
麻原彰晃を崇拝している人達と同じじゃないですか？
高学歴タレント、キャスター経験者がいて反対しないなかったのでしょうか？
性加害および青少年への虐待を行った人物の名前ですよ？

ジャニーズファンの方は不快に思われるかもしれませんので、スルーしてください。
よろしくお願いします。

９月７日に行われたジャニーズの記者会見は、テレビ東京を除いて民放、ＮＨＫも生中継いたしました。
私は、今後のタレント活動や被害者への補償などを考え、まっとうな事務所の運営を行う為に最低でも社名変更を発表するものと思っていました。
それが社名変更無しですから、高学歴でも所詮芸能人は世の中を知らなすぎるのではないかと思いました。
キャスター経験者に関しては、肩書きだけでカンペを読んでいただけだったのかなとガッカリしました。

更に不快だと思ったのは、社長を引き受けることになった東山紀之さんが、前社長のジュリーさんを守る為の人身御供として差し出されたように見えたことでした。
社長を辞めるにしても東山さんのタレント活動が完全終了してからでしょうよ。
ジュリーさんは記者会見前の５日付で社長を引責辞任し、昨日今日までタレントだった人に丸投げしたわけです。
東山さんのタレントとしての仕事が終わるまでは、本来、専務や常務だった人がつなぎで社長代理を務めるものでしょう？
ところが、それに該当する人物もさっさと辞めているわけです。
無責任極まりないです。

“タレントを辞めてまで”
おそらくそれが、「真剣に問題に向きあう前向きな姿勢のアピール」になると考え、東山さんは利用されることになったのでしょう。
しかし、

「人類史上最も愚かな事件。鬼畜の所業」 

とまで非難しておきながら、屋号は変えませんじゃ筋が通りません。

反社会集団とはどういう集団なのか。
暴力団や暴走族だけを指すものではなく、既存の社会組織、法律、道徳に反する性質を持った集団ならば、政治団体、経済団体、文化などに関係する団体も反社会集団だと見なされます。
ジャニーの名をそのまま社名として残し、いつまでも崇め奉っている行為は、一般社会では美談でもなく、義理人情とも見なされません。
犯罪を肯定している、と判断されてしまいます。

その判断が早い会社、コンプライアンスを重視する会社が即行動。
ジャニーズタレントとの広告に関しての契約を解除、更新なしと決定。
これには個人的に企業として素晴らしい判断だと拍手です。
きっと、いち早く行動を起こした会社は、社会的にまっとうな会社として評価を高めることでしょう。
ジャニーズが「屋号継続」などというトンチンカンな判断をしてくれたおかげで、悪者になることもなく関係を切れます。
さらに、反社会的な行動は許さないという自社の決意を広く世に知らしめ、お株を上げるチャンスに繋がったわけです。

長年に渡り、ジャニーがして来たおかしな行為が当たり前であったことから、ジャニーズは判断基準がズレていることが露見。
東山さんに責任を担がせたものの、実質100％株主がジュリーさんであり、しかもコンプライアンス意識がゼロに近いことは生中継の記者会見で口にした言葉の端々からうかがえます。
きっと、メリーさんの凄まじい圧力のおかげで、娘のジュリーさんはコンプライアンスなんぞ考える必要が無かったくらい優遇され忖度されてきたのでしょうね。
自分がどんなにマズイことを言ったかも気づいていないのでは？

気の毒なのは経営者修行もしていないのに社長になった東山さんでしょう。
あの方、ご家庭があるのに感情優先で引き受けてしまったのでしょうかね？
記者会見を見る限りまともに相談できる相手もいなさそうです。
ジャニーの所業のせいでタレントさん達も激しく勘違いされているようで、今の状態を正しく理解できているかどうかも怪しいです。

忖度の恩恵を受けてきたジュリーさんと、経営知識も無い東山さんでは中味がない会見だといわれるのも仕方ありません。
社会常識の無いタレントに社名の相談をして彼らの希望に沿って社名を残すことにした、何て言ったら一般企業は引きます。
東山さんは「今は」と付け加えていましたが、せめて「いついつまでに」と期限を切るべきでした。
また、ロードマップが考えられていなかったことも評価を下げる一因でしょう。

子供時代に虐待を受けると大人になってから同じ事をしてしまう、とはよく言われていることです。
このことからも再発防止には力を注ぐ必要があります。
実際そういう影響なんだろうなと思える発言をしている方も見受けられます。
東山さんに限らず、タレントさん達の過去の発言をほじくり返せば性加害を行っていると疑われるものが多々有り、ジャニーのしたことは本当に大きな傷跡を残しているのですが、本人達がピンときていないことが痛々しくもあります。

推測では、被害者への補償金は１人１千万円程度と言われています。
私がずっと気になっているのは親や兄弟姉妹など身内の方の精神的な苦痛です。
自分の子供を鬼畜に差し出すことになった親の気持ちを思うと、彼らも保障すべき対象なのではないかと思います。
もしも私の子供がジャニーに好きなようにされていたら、ヤツを何度も何度もぶっ刺してもまだ足りないくらいのどうしようもない怒りを納めることができないと思うからです。

いずれにせよ、元社長が性加害を何百人にも行っており、その人物の名を冠して崇拝し続けるという判断をしたジャニーズ。
反社のカテゴリーに入れば、金融機関からお金を借りることもできません。
保証金支払いの前に回収されるかも。
正直、木村拓哉さんだったとしても、後先考えずに余計なことをＳＮＳにアップしていますから反社思考と思われかねず、なかなか使いにくいタレントだと思います。

ジャニーズとは無関係ですが、〇〇建設さんが某タレントさんをＣＭに起用することを発表しました。

「（学生に選んでもらえる会社になる為に）何らかの施策が必要」という思いが背景にあったそうです。

企業側の思いを形にし制作されるのがＣＭであり、想いを託されているのがタレント 

なのです。
今のジャニー信仰を続けているジャニーズのタレントさんでは、企業の「何とかしたい」「イメージを変えたい」「広く知ってほしい」などの想いを受け取ることができません。

ジャニーズには、正しい助言、助力ができる人物が必要です。
早く考え方を修正しないとタレントさん達の努力も報われず、海外で仕事を目指している人は諦めるしかないでしょう。
ネックは100％株主。
100％も株を持ってちゃアドバイスできませんよ。
ただ、同席していた井ノ原快彦さんが子供達や親御さん達を慮る言葉を発せられたことは救いだったと思います。

ご訪問ありがとうございました。
記事を読んで不快に思われた方がいらっしゃいましたら、申し訳ございませんでした。
m(_ _)m