秋田みやび著『ぼんくら陰陽師の鬼嫁 五』あらすじ・ネタバレ感想。
あうっ!まさかの巻またぎかい(>皿<)
でも、5巻まで来てやっと謎の部分に触れ始めましたよ( ・∀・)
『ぼんくら陰陽師の鬼嫁 五』
著者:秋田みやび
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『ぼんくら陰陽師の鬼嫁』これまで
住んでいたアパートが火事になり、野崎芹は途方に暮れていた。
幼少期に両親が他界、その後は親戚の家を転々としてきた身。
誰を頼るというわけにもいかず公園でたたずんでいると、不思議な親子連れに目がとまった。
5、6歳くらいの長い髪の女児は黒い振り袖を着てまりをついており、少し離れた所にいる20代半ばの男性はレトロなとんび(インバネスコート)を羽織っている。
芹の方に転がってきたまりを拾ってあげると女の子は芹に懐いた。
男は芹の事情を知ると、ある提案をする。
親戚から嫁取りを迫られ困っているから、縁談よけに自分と契約結婚をしてほしい。
宿無し無職で頼れる人もいない芹は、多少の怪しさには目をつぶり男の申し出を受けることにする。
男は北御門皇臥(きたみかどこうが)と名乗り、自宅へ芹を連れて行く。
そして、やはり怪しいものは怪しかった。
さっきまで一緒に居た女の子は、亀に姿を変えてしまった。
門番の男は大きな白虎になり、皇臥がソファ代わりにもたれている。
芹が人間だと思っていたのは式神だった。
そして皇臥は、北御門家28代目当主の陰陽師であった。
しかも、かなりのぼんくら陰陽師だった。
皇臥の退魔術は素人同然で顧客に逃げられまくり、家計は火の車だった。
契約とは言え、嫁は嫁。
芹は、収入アップの為、祓うのが苦手な皇臥の尻を叩き、姑のいけずにも屈せず、節約にも励むのだった。
『ぼんくら陰陽師の鬼嫁』登場人物
<北御門家>
●北御門芹(きたみかどせり)旧姓野崎
20歳の大学生
アパート焼失で路頭に迷う
公園で皇臥と出会って契約結婚
20歳の大学生
アパート焼失で路頭に迷う
公園で皇臥と出会って契約結婚
●北御門皇臥(きたみかどこうが)
北御門の二十八代目当主の陰陽師
本名は北御門佳希(よしき)
おそらく26歳くらい
式神には自信あり
退魔や符術に関しては素人との噂
呪詛系は苦手で人任せにしてきたが……
●史緒佳(しおか)
可愛いもの好きの皇臥の母
●八城真咲(やしろまさき)
芹の大学の後輩で廃研メンバー
霊感が強く皇臥の弟子になる
<式神たち>
●護里(まもり)
皇臥の玄武の式神で亀
芹の護衛で契約
人型は黒い振り袖の幼女で常に芹の左側
●祈里(いのり)
皇臥の玄武の退魔式神で白蛇
人型は白い髪・白い振り袖の幼女
最初は白いワンピース姿で登場
芹の右手に巻き付いている
好物は卵
皇臥の玄武の退魔式神で白蛇
人型は白い髪・白い振り袖の幼女
最初は白いワンピース姿で登場
芹の右手に巻き付いている
好物は卵
●珠(たま)
皇臥の式神で白虎
人型は大男で皇臥の護衛と門番担当
皇臥の式神で白虎
人型は大男で皇臥の護衛と門番担当
●錦(にしき)
皇臥の式神で朱雀だが姿はシナモン文鳥
人型はカーゴパンツを穿いた男子小学生
祈里と犬猿の仲
皇臥の式神で朱雀だが姿はシナモン文鳥
人型はカーゴパンツを穿いた男子小学生
祈里と犬猿の仲
●伊周(これちか)
北御門十二天将の貴人
皇臥が真咲と契約させ、真咲に仕える
北御門十二天将の貴人
皇臥が真咲と契約させ、真咲に仕える
●テンコ
皇臥の式神・十二天将の天后
史緒佳付きでゴスロリファッション
皇臥の式神・十二天将の天后
史緒佳付きでゴスロリファッション
<廃研メンバー>
●本間翔(ほんましょう)
『廃墟研究会』リーダー
北御門のお得意様『ほんま門』の坊ちゃん
沙菜に恋心を抱いている
『廃墟研究会』リーダー
北御門のお得意様『ほんま門』の坊ちゃん
沙菜に恋心を抱いている
●在原美葉琉(ありわらみはる)
巻き髪で派手だけど気前がいい先輩
巻き髪で派手だけど気前がいい先輩
●二階侑吾(にかいゆうご)
廃研のメンバー
廃研のメンバー
●高橋沙菜
以前、八城と同じ厄介なものに憑かれた
5巻の聖地巡礼は欠席
以前、八城と同じ厄介なものに憑かれた
5巻の聖地巡礼は欠席
●守矢公人
国語担当の先生で廃研の顧問
高橋沙菜のオジサン
国語担当の先生で廃研の顧問
高橋沙菜のオジサン
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<5巻の謎の人物>
●鷹雄光弦(たかおこうげん)
小説家で芹の父の知人らしい
天才陰陽師らしい
北御門に恨みがあるらしい
●鷹雄光弦(たかおこうげん)
小説家で芹の父の知人らしい
天才陰陽師らしい
北御門に恨みがあるらしい
『ぼんくら陰陽師の鬼嫁 五』のあらすじ
北御門芹は、上得意・高倉清隆から孫・笑のお供で小旅行に出掛けるよう頼まれた。
夫の皇臥のすすめで道中、父の墓参りと、中学時代に面倒を見てもらった親戚の家へ挨拶に立ち寄る。
両親が亡くなった時まだ幼かった芹は、父母のことを知らない。
父の姉である伯母の稲木理恵に父がどんな人物だったか尋ねる。
笑を喫茶店で待たせ父の墓参りをしている芹の前に、黒ずくめの男が現われる。
その男は小説家の鷹雄光弦(たかおこうげん)であり、父の知り合いでもあった。
芹は、鷹雄にも父のことを教えてもらおうとするが鷹雄は用があるらしく、芹に名刺を渡して去る。
笑の待つ喫茶店へ戻ると、芹の大学の廃研のメンバーが偶然店に立ち寄っていた。
廃墟となった遊園地に行くという廃研の活動に興味津々の笑は、彼らとともに行動することを望む。
霊感が強い真咲や式神の護里、祈里が一緒のため、芹と笑も加わることになる。
だが、案の定良くないものを呼び寄せてしまい、遊園地から出られなくなる。
『ぼんくら陰陽師の鬼嫁 五』ネタバレ感想
芹の父親・野崎真一郎(税理士)は、どうやら見えない方が良いものが見える人だったらしく、それが原因で親戚から疎まれていた。
だから芹も変わった子ではないかと思われ、親戚を転々としていたわけね。
かなり孤独な子供時代だけど、明るく前向きなのが良い。
でも、人に甘えるとか、頼るとか、できないまま大人になってしまったので、可愛げはないかもね。
今回、登場した鷹雄光弦(たかおこうげん)は、小説家であり天才肌の陰陽師。
芹は、鷹雄のすることを目の当たりにして自分の夫・皇臥が本当にぼんくらなんだなと改めて思ったりする。
契約夫とは言え、もうちょっと言い方に気を遣ってあげて(笑´∀`)
その天才的な陰陽師に遊園地に閉じ込められた芹たち。
鷹雄と芹の父との詳しい関係や、鷹雄が北御門に恨みを抱いている理由などは分からないまま6巻へ続く。
ああ、小説の巻またぎって~、なかなか先が読めないのよ~(`Д´)
漫画なら長くても半年待ちだけど。
ちなみに5巻は2019年5月の発行だった。
いまのところ6巻は出ていないので、ひょっとしたら5月くらいに出るのだろうか。
嫁と別行動の皇臥は慌てふためいて遊園地へ向かったのだが、6巻で対決があるのか気になる~。
【つづきは】6巻あらすじ
ありがとうございました(人´∀`*)
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