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七尾与史『ヴィヴィアンの読書会』あらすじとネタバレ感想

七尾与史さんの『ヴィヴィアンの読書会』のあらすじと感想です。
七尾与史さんは『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉として作家デビューされた方です。
実は作品を読むのはこれが初めてです。
カバーイラストにつられました(*'-')
書き下ろしで6章の構成となっています。

薔薇の画像 tataraworks


『ヴィヴィアンの読書会』あらすじ 
ヴィヴィアンすみれは1年前に亡くなったベストセラー作家だ。
そのヴィヴィアンの家・鈴蘭館で開かれる「読書会」に招かれた6人のファン達は、遺作が読めると期待に胸を膨らませていた。

しかし、出された紅茶を飲んでからどうも胃の調子が悪い。
ヴィヴィアンの秘書・多摩川光男は、紅茶にファントマという毒を入れたと告白する。

ヴィヴィアンは殺された。
ヴィヴィアンを殺した犯人は6人の招待客の中にいる。
ファントマの毒がまわって死にいたるまで約3時間。
犯人が名乗り出るか、または犯人が誰かあばかれない限り解毒薬アンチファントマは手に入らない。
命のタイムリミットが迫る。


3時間の命 
生命に3時間のタイムリミットが設定されたにもかかわらず、わりとゆるゆると話を進める6人。
うだうだ言っとらんで早く推理せんか!と思ってしまう。
1時間くらいあっという間に経ってしまって読み手の方が緊張する(笑´∀`)
犯人捜しをするほどにヴィヴィアンの秘密がどんどん暴かれていく。
そして文章の書き方でわりと早く真犯人が分かってしまいます。
殺害方法は、私は5章に入ってから分かりました。


6章でどんでん返し 
犯人が早々に分かっても、殺害方法や動機は読み進めないと分かりません。
6章は「およよ(゜◇゜)」って感じのどんでん返しが続きます。
そして最後はゆるく終わります。
ゆるくていいの?
殺人事件なのに?
警察は?
そのゆるさがヴィヴィアン流らしい。


ご訪問ありがとうございましたm(_ _)m

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