福田栄一さんの『青春探偵ハルヤ』ネタバレ感想。
『青春探偵ハルヤ (創元推理文庫)』は、Kis-My-Ft2の玉森裕太さん主演でドラマ化された。
元のタイトルは『エンド・クレジットに最適な夏』だったが、ドラマ化を機に改題し文庫化した。
『青春探偵ハルヤ』
著者:福田栄一
発行:株式会社東京創元社
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『青春探偵ハルヤ』のあらすじ
年の離れた妹を溺愛する浅木晴也は、親元を離れアルバイトで生活費を稼ぎながら大学へ通う貧乏学生だ。
親の転勤で入学した中学校が荒れていた為、当時は相当な悪さをしていた。
そのおかげで年齢にふさわしくない度胸と知恵をつけることができた。
そんな晴也の元に、悪友・和臣が報酬付きの相談事を持ち込んでくる。
依頼内容は、同じ大学の女子学生・能見美羽のストーカーを撃退すること。
晴也は美羽の周辺に怪しい人物がいないか調査に乗り出す。
ところが、これをきっかけに次々に厄介事が増えていき……。
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『青春探偵ハルヤ』ネタバレ感想
きっかけは、ストーカーをとっ捕まえて、二度と美羽の周辺をうろつかせないようにすることだった。
しかし、それと同時に複数の事件が起き、晴也はそれらを全て解決しようと動く。
美羽の部屋を訪ねたら、隣室の女子学生の失踪を探ることになったり、怪しい男のあとをつけたら盗撮犯だったり……。
ストーカー、美人局、盗撮、大麻などなど、どんだけってくらい事件がつながっていくので登場人物がどんどん増える。
1日のうちにあっちの調査、こっちの打ち合わせと晴也は忙しい。
もうプロじゃん(笑´∀`)
複数の事件が並行して起きる複雑な内容の小説をモジュラー型と言い、警察小説などでよく使われる構成だそうだ。
作者さん的には大学生の晴也が1人で解決できる範囲で創作したらしいが……。
いやいや晴也、能力が高すぎるわ。
自分が動けない時は、ストーカーの件を持ち込んだ和臣や同じ貧乏学生の俊喜に手伝いを頼んではいるけどね。
晴也は荒れ狂う中学校へ通っていたことから喧嘩やヤバい奴の対応も心得ている。
学生とは思えない肝の据わり方なのだ。
もうプロじゃん(笑´∀`)
最後は晴也の失恋…なのかなぁ…?
複雑なストーリーだけど、分かりづらいということはなかった。
多分、後から出てくる人のキャラが濃いから印象に残りやすいんだと思う。
この人誰だっけ?とページを遡らずにすんだのがよかったな。
以上、『青春探偵ハルヤ (創元推理文庫)』の感想でした。
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ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)
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