ソフトテニス部日記

最後は真面目が一番強い!

ONE FOR ALL?

2013-08-29 22:20:11 | 日記
one for all and all for one

「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」

この言葉はラグビー界のみならずすべてのスポーツを志す者にとっては
とても大切な姿勢を表している言葉だ

テニスにおいてもそれは同じこと

ソフトテニスはペアでプレーするスポーツだ

シングルもあるにはあるが
ボールの性質上、ダブルスに特化したスポーツだと自分は思っているし
教育的な見地に立っても、自分個人の意見だがシングルにはあまり魅力を感じない

何より、独りよがりのテニスが嫌いなのだ

選手はパートナーのために必死でボールを打ち
パートナーや他の選手たちはその思いをくんで
さらに頑張る

そんなところが見えるのがソフトテニスのいいところだと思っている

だから、独りよがりのプレーは大嫌いである

例えば自分が不本意なボールを打ってしまった瞬間
打った本人がもうあきらめて集中を切らしてしまったりしたら
もう最悪である
パートナーはそのピンチにも必死で走り回っているのに、だ

ソフトテニスという素晴らしいスポーツが
途端につまらない、くだらないものに見えてしまう

何より、試合には相手がある
相手に対して、「自分たちはこんなにつまらないチームなんですよ」と
宣言しているのと同じだ

勝っても負けても、すべてに全力で取り組み
相手にも、見ている人々にも
「ああ、いいチームだな」と思ってもらうことが、どれほど価値のあることか

そんなことがわからない選手を対外試合に連れて行くことは
はっきり言って顧問にとって一番の苦痛である

やっぱり気持ちがある、一生懸命な選手がいい

他の学校の先生方から
「負けたけど、本当に気持ちのいい選手たちだね」なんて言われたら最高にご機嫌だ

「そうでしょ~~、いい奴らなんですよ~~」
なんてこたえながら、鼻の下を伸ばしているときが一番幸せである


自分のチームを大切にし、自分も大切にされる、そんなチーム

one for all and all for one
そんなチームにしてほしい


でも、
one for all and all for one
という言葉だが、

最後の「one」は、「ひとり」という意味ではなく
実は「目的」「勝利」という意味だそうだ

つまり、「ひとりはみんなのために、みんなは勝利のために」という意味が正しいのだそうだ

と考えると、この言葉の前提には「個々が力をつけている」ことが不可欠だ
独りよがりな選手はもちろんだが、
自分から動こうとしない、他人をあてにしてばかりいる選手も必要とされてはいない

なんだか雰囲気のいい言葉だが、実際にはとんでもなく厳しい言葉だといえる