雑感録

ファンタ爺(再)

ガラにもなく、ファンタジー好きです。
スピルバーグ先生もファンタジーものやってますが(もちろん好きですが)、
所詮、“大人の鑑賞にも堪える”子どものファンタジー。
見たいのは、子どもには訳分からんであろう“大人のファンタジー”なのです。
(スピルバーグ先生でもない限り、子どもや動物が主人公の話なんて見る気がしない)

で、『ビーンストーク』(これより先、ネタバレ注意)。

「400年の時を越えて、寿命40代とかいう代々続く呪いに立ち向かう(40代というのが非常にハンパな年齢だと思うが)」とかで、『ジャックと豆の木』のジャックの子孫のお話。
もともと劇場映画ではなく、アメリカのテレビ映画だったらしいけど、
結構ちゃんとした作りで、家で見る分には映画として十分鑑賞に値します。

内容は「『ジャックと豆の木』は実はこういう話だった』というありがちなアイデア。ジャックの武勇伝も、天上の巨人側から見れば、ジャックは自分たちの宝を強奪した悪いヤツ。
娘に童話を読み聞かせしてたころから、
桃太郎って、たとえ鬼が庶民の宝を強奪してたとしても、結局それを強奪してんだよな…とか、
カチカチ山のタヌキへの報復は、復讐にしてもエゲツなさすぎじゃない?とか、
ディズニーものって、たいていは玉の輿礼賛なのよね…
と感じていた自分としては、共感できるものがあった訳で。

ちなみに私のいちおしファンタジーは
『プリンセス・ブライド・ストーリー(原題:the Princess Bride)』。
15年くらい前にロードショーで見ようと思ってたら思いのほか早く打ち切られて、ビデオで見たらやっぱり面白かったってヤツです。
『ストリート・オブ・ファイア』も大人のロック・ファンタジーと言えば言えなくもないかな?(こちらはオススメするまでもないでしょうが)


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