暖か~~い秋です。
やはり地球温暖化のせいでしょうか?
凌ぎやすいけれど、心配。
少しは教養深くと思い、まずは国立博物館で開催の”琳派展”へ。
出かけたのは金曜日の午後、そのせいかどうか入場迄一時間待ち。
色づき始めた園内を見ながら列に並ぶ。
並んだかいはありで、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の”風神雷神図屏風”は圧巻。
本阿弥光悦&宗達共作の”鶴下絵三十六歌仙和歌巻”も素晴らしい。
日を改めて出かけたのは・・・・・・
伊藤若冲の天井画を見るため、”信行寺”へ。
こちらも大勢の人。秋なのに日差しも暑く暫く並ぶ。
次にでかけたのは・・・・・
相国寺、承天美術館&法堂の龍の天井画。
この天井画、”鳴き龍”と言われ、教えられた場所から手を叩くと、龍の鳴き声が聞こえる。
驚き~~~!
そして〆は、昨日。
小雨煙るなか、佐川美術館へ”古田織部展”を見に行く。
やはり、茶碗は歪んだの(ヘウケモノ)がほとんど。
御存知の様に、織部は美濃土豪の出で、武将&茶人。
茶は利休が先生。
利休には深く傾倒しており、利休が堺に蟄居を命じらた時、細川忠興と共に淀の渡し場迄見送りに行ったと言う。
しかし徳川家に反旗を翻したという罪で伏見の屋敷で72歳の時自刃。
嫡男も自刃を命じられ、吉田家の家屋、領地すべて取り上げられる。
徳川秀忠も織部の茶会に度々出席してたのに、戦国の世に生きる人の宿命は厳しい。
利休の茶はわびの要素を大切に、唐物+台子も取り入れた茶。
織部の作品を見るにつけ、利休の美はどこにも無い様に思う。
大胆で荒々しく、そしてその中に美が潜んでいる様。
織部は唐津焼きともかかわりがあったと言われる。
唐津焼きの持つ素朴な味と、自然の風景を取り入れた織部焼きとは似通った所があるように思う。
そのほか、水差し、懐石道具もあり。
兔の耳の形をした兜、綺麗な蒔絵のお皿、秀吉の側室からの消息もあったなぁ。
30キロ~50キロ半ばは海外暮らし。
60キロで走り、おまけにつるべ落としの昨今、忘れ物をひろい集めて急いでいます。
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