モトGP第4戦はムジェロサーキットでのイタリアGP。
毎年ロッシのファンで埋め尽くされるムジェロ・・・のはずだったが、今年は
その主役ロッシが予期せぬトラブルに見舞われてしまう。
修正する間もない強烈なハイサイドで宙に舞い、右足首上の脛骨を開放骨折
してしまった。(これほど痛がるロッシは初めて見たよ)
ヘリで運ばれるロッシ。この負傷で125cc時代から続いた230戦連続出場も
ストップということに・・・。
ロッシのいないモトGPは寂しすぎる・・・早く戻って欲しいが開放骨折は重傷だ。
ゆっくり直して以前と変わりない姿で戻ってきておくれ。(みんな待ってるぜ!)
予選はペドロサとロレンソが抜けて速く、激しくタイムを削り合うもペドロサに軍配。
ストーナーが踏ん張ってなんとかフロントローの最後の席を確保。
ホールショットはペドロサ。ロレンソとストーナーが順当に位置取る。
数周でストーナーが順位を5位まで下げ、ドビツィオーゾとスピーズが台頭。
3番手からタイヤを温めつつ冷静にロレンソを狙っていたドビツィオーゾ。
ストレートエンドできっちり捉えて前へ出る。
先頭のペドロサは軽快な逃げ・・・サーキットレコードを更新しつつ後続を引き
離して行く。(ようやく力を発揮できる状態に仕上がったか!?)
数周ドビツィオーゾの後ろで様子を見ていたロレンソ。じゅうぶんにタイヤが
温まってから反撃開始。さっき抜かれたストレートエンドでやり返す。
後方ではヘイデンが転倒リタイア。上位グループで戦えるだけの力は見せて
いただけに残念。
中盤の見どころは4番手争い。メランドリとドピニエとストーナーが激しく順位を
入れ替えながら長いバトル。
ロレンソとドビツィオーゾの2番手争いは終盤に向けてロレンソ優位でそのまま
終了。予選を考えればロレンソがこの程度のラップしか踏めないのは不思議。
そんなわけで優勝はぶっちぎりでペドロサ。今シーズン初優勝、おめでとう!
注目の4位争いはファイナルラップのS字で抜け出したストーナーが食い下がる
メランドリを必死で振りきって一枚残した。
優勝インタビューでのペドロサ。表彰式もそうだけどホンダチームのメンバーが
ものすごく喜んでたのが印象的だった。シーズンオフからだいぶ苦労した末の
優勝・・・これをきっかけにまたチャンピオン争いに加わってくださいな。
表彰式にロッシのTシャツを着て出て来たロレンソ。(可愛げある)
ポイントリーダーとしてロッシの留守をきっちり守るんだぞ!(^-^)
テク憧:
モトGP2010 フランスGPを見るにTB。