モトGPはヘレスサーキットで行われる第3戦スペインGPがやってきました。
今年のモトGPはマルク・マルケスから目が離せないのです。初戦ではロッシと熾烈な
バトルを繰り広げ、二戦目のアメリカズGPでは序列が上となるチームメイトである
ダニ・ペドロサを堂々と打ち負かして優勝を勝ち取る。(う~ん、すごい勢い)
予選では少々苦しんだようなふしも見せてたけど、当日のウォームアップ走行では
あっさり一番時計・・・巻き返しをじゅうぶんに予感させた。
レースは序盤からリードを奪ったペドロサの後方で繰り広げられるロレンソ対マルケス
が最大の見どころでした。
双方タイヤが苦しいかなりの消耗戦でね・・・なんとか最後まで保たそうとするロレンソ
にマルケスが必死に食らいついてのラストラップ、最終コーナーで事件は起こった。
道中一度はマルケスのアタックを封じたロレンソがそこからの逃げで少し離れてると
勘違いしたのか最終コーナーをワイドに(旋回スピード重視に)回ろうとしたところ
「インがガラ開きだぜぇ」とばかりにマルケス無理やり突っ込んで渾身のアタック!
インは差したが止まりきれずに真っ直ぐ行こうとするマルケスを外をまわったロレンソ
の車体がぶつかって向きを変えてくれたので「これ幸い」とマルケスがラインに戻れて
2位でゴール、あわれロレンソは3位に甘んじたのでありました。
レース直後はマルケスが挨拶に行ってもすぐに和解とはいかないくらいエキサイト
してたけど、それでもインタビューでのロレンソの発言は立派だったよ。昔の彼
だったらかなりの悪態ついただろうなぁ・・・って思える場面だからね。(成長成長!)
リプレイの最中にはご丁寧になつかしのセテ・ジベルノウとバレンティーノ・ロッシの
交錯シーンまで出て来た。(笑)
似てるって言えば似てるけど、あのときの二人のほうがよっぽどシビアな状況での
戦いだったよね。
今回の件はロレンソがマルケスを甘くみた・・・反撃がそこまでは及ばないと見積もった
末に起こったアクシデントだと思います。
次からは手加減しない・・・って、ロレンソの顔に書いてあったし、これでマルケスによる
ライバル達への挨拶回り(宣戦布告?)も終わりフランスGPに向けて楽しみになって
きました。
あとはロッシがこの連中の争いの中にまざってくれたら最高なんだけどなぁ・・・(^-^;)
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