くるりんの日記

私の日々の出来事で印象に残ったこと、思ったことを日記にしてみました。

第59回奈良正倉院展

2007年11月12日 | 旅行

初めて「正倉院展」に行ってきました。一度は行ってみたいと思いながら実現していないままでした。今日は思いきって「スルッとKANSAI3Daysチケット」を購入して、主人と2人ででかけました。「正倉院展」最終日です。混むときいていたので、9時過ぎに到着するように家を7時過ぎに出て行ってきました。

平日だったせいでしょうか、人から聞いて想像していたほど混んでいませんでした。待ち時間ゼロで入れました。もう少し遅い時間だと待ち時間があったようです。中に入ると入り口で想像していたより確かに人は多かったですが、それでもかなりゆっくりといろいろなものを見ることができました。しばしの間、時代をタイムスリップしたような感がしました。「紫檀金鈿柄香炉」「花鳥背八角鏡」などなど・・・今日1日が終わるとまた1年の眠りにつくのですね。来年も見に来たいものです。

そのあと、東大寺へ。そこで鹿せんべいを買って鹿に・・・。「煎餅ちょうだい」と鹿がちゃんとお辞儀をしてくれます。中には礼儀知らずの鹿もいて後ろからお尻をどつかれました。後ろからとは卑怯な!それにしてもよくしつけられた鹿です。鹿煎餅売りのおばちゃんのところには煎餅が山盛りにあるのに絶対にそこには行きません。もしかすると煎餅売りのおばちゃんはよほど怖いのでしょうか。この鹿煎餅の材料はお米の糠だそうです。しばらく鹿と遊んだ(遊ばれた気もします)あと、奈良の大仏様へ。団体さんも多く、団体さんに紛れ込んで引率している案内ガイドさんの楽しい説明を聞きながら歩いて・・・途中で団体さんとはお別れ。せっかく正倉院展に来たのですから、本物の正倉院を見なくてはと、東大寺の裏手へ回りました。しかし現在は正倉院の建物の中には宝物は保存していないようです。

そのあと、再度国立博物館近くまで戻り、茶屋でおいし~い甘酒を飲みながら歩き疲れた足を一休み。今日はよく歩く1日です。それから博物館の裏手にある「浮き見堂」へ散策。東大寺でもそうでしたが、奈良公園・浮き見堂にもスケッチをしている人が多かったです。いい趣味ですねぇ。こんなに簡単にサラサラッと絵が描けたらなぁ~とうらやましく横目でみながら紅葉を楽しみました。紅葉にはまだ少し早いかなぁというところです。

お腹もすいたということで、Kさんお薦めの「奈良ホテル」へ。ダイニングに入ってビックリしたのが、箱根の「富士屋ホテル」のダイニングと姉妹ホテルかと思うくらい雰囲気もそっくりでした。ウェイターに聞くと、「富士屋ホテル」は床が板張り、「奈良ホテル」は絨毯の違いがあるとのことでした。雰囲気は格調高くとてもよかったですが、お値段の方もよかったです。あと2年で100周年を迎えるそうです。皆さんも奈良へ行ったら一度行ってみてくださいね。

ホテルで休憩してから、駅に向かう途中、興福寺の猿沢の池のほとりで雨に降られました。冷たい雨でした。やはり海に近い自宅周辺とは気温が違います。通り雨のようで15分ほど雨宿り。雨上がりの後、興福寺東金堂と五重塔を拝観して帰途に着きました。
「3Daysチケット」あと2回分残っています。今度はどこへおでかけしましょう?