以前の記事『アンテナ その3 ATU利用時のエレメントの長さ』に多くの方が訪問されています(記事はここ)。
そこで、ATU利用アンテナの飛びはどれ程なのか、自分でも興味があったので整理してみました。
● 現在のATU利用のアンテナは図に示すように次の2本です。
▶集計期間は、2023年10月中旬~2024年8月中旬までの10ヶ月間です。
▶運用出力は、FT8/FT4=DXは通常25W~最大50W、国内は5~20Wです。
CWとSSBは100W です。
CWとSSBは100W です。
▼アンテナ<1>IC7600での交信実績
主にIC7600で14MHz~50MHz用として利用
icom AH730+全長7.7mの垂直ロングワイヤー
icom AH730+全長7.7mの垂直ロングワイヤー
SWRは全バンドとも1.0~1.3以内
● ハイバンド中心なのでDX交信が主です。
● FT8モードが主です。
● 7.7mのエレメントは18MHz~24MHzでよく飛びます。
▼アンテナ<2>IC7300での交信実績
主にIC7300で1.8MHz~10MHz用として利用
icom AH730+全長13.1m+3連キャパシティハットの折返しロングワイヤー
icom AH730+全長13.1m+3連キャパシティハットの折返しロングワイヤー
SWRは50MHzは1.5、1.8MHz~28MHzは1.0~1.3以内
● 国内QSOはほとんどが7MHzです。
● FT8モードが主です。FT4モードはつい最近にQRVを始め、14MHzでのQSOが主です。
● 13.1mのエレメントは、10MHzが比較的よく飛びます。7MHzは国内交信が主です。
▼バンドコンディションや運用時間によって結果は異なりますが、
ATUにロングワイヤーでHF帯全バンドにQRVできるという手軽なアンテナでも、そこそこの結果かと思います。
これも、FT8モードのおかげです。
▼もう一つ、ATU利用のコツはアースをしっかりとるのが必須かと思います(『アンテナ その2 アースが飛びを良くする!』記事はここ)。
▼2系統のアンテナを使い分けていますが、アンテナ<1>のほうがよく飛び、受信も大差がありません。
トップで11mの高さになり、垂直なので打ち上げ角が低いからかな、と思っています。
友人はデジタル通信は味気ないと言いますが、楽しみ方は色々ですね。