中国、日本大使館員を一時拘束 外相「断じて受け入れず」(共同通信)
2月22日、日本の外務省は、中国の北京市内で、在中国日本大使館員が中国当局に一時拘束されたと発表しました。林芳正外相も、外務省で記者団に「到底看過できず、断じて受け入れられない」と述べています。
なお、外交官が拘束されるのは異例であり、これは、外交官の身体不可侵を定めた「ウィーン条約」に違反することだとも報じられています。
そのため、森健良事務次官は、22日夜に中国の楊宇駐日中国臨時代理大使を外務省に呼んで厳重に抗議し、謝罪と再発防止を求めたそうですが、楊氏は「本国に報告する」と答えたのみで、謝罪などはこの段階ではしなかったようですね。更に、垂秀夫駐中国大使が呉江浩外務次官補に抗議したようです。
しかし、どういうことなのでしょうかね。中国は国際法を守らない、という姿勢の表れでしょうか。
「身分と不一致の活動」と主張 外交官拘束で在日中国大使館(時事通信)
上記一件について、在日中国大使館は23日、「(大使館員は)中国で身分と一致しない活動を行っており、関連部門が法律に基づいて調査した」と主張し、拘束を正当化したそうです。
なお、「日本側は中国の法律を尊重し、外交官の言行を厳しく律し、身分と一致しない活動をしてはならない」と強調するなどし、「中国は日本の交渉を受け入れない」とも記しており、余程、中国側の関心事に関連した行動をした感じも受けますが、それも含めて、大使館と大使館員の活動だと思いますので、やはり日本側の主権を侵すという問題が残りますね。
この記事を評価して下さった方は、にほんブログ村 国内ニュースを1日1回押していただければ幸いです(反応が無い方は[Ctrl]キーを押しながら再度押していただければ幸いです)。
最近の「時事ネタ・雑学・トリビア」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2016年
人気記事