「サンタはいない」発言で謝罪 イタリアの教会、親が抗議(時事通信)
イタリア・シチリア島のノート教区で、カトリック教会の司教が「サンタはいない」と発言したそうです。
同教区のスタリアーノ司教は、子どもたちを前に「いや、サンタクロースはいない」と発言し、「サンタの赤い衣装は実は、コカコーラ社がただ宣伝目的のために選んだものだ」と追い打ちをかけたとのこと(一部報道では、「サンタはいない」とは言っていない、という本人の弁解もあるようです)。
まぁ、確かにそういう話を聞いたことはありますけれども、いきなり聞かされた子どもたちは驚いたことでしょう。
そのため、同教区ではSNSなどに謝罪文を出すことになったようです。
なお、この司教が発言した動機についてですが、司教の狙いは「クリスマスとその美しい伝統の意味について一層高い意識をもって思いをはせ、ますます『商業化』と『脱キリスト教化』が進むクリスマスの美しさを取り戻す」ことだったそうで、更には事実と事実ではないことを区別することを説きたかった、等の動機を表明しています。
個人的に、この「商業化批判」及び「ファクトチェックリテラシー」の重要性はその通りだと思います。ただ、それをするなら、いきなり子どもたちを前にではなくて、親世代への啓発が必要だったのではないか?等と思った次第です。それから、宗教の立場に於ける「事実」というのはとても難しくて、もちろん、一般的な意味での「事実」重視は大事ですが、宗教者の信仰に基づく「真実」もまた大事だと思われ、その辺のバランスもどう考えるか、かと思います。
なお、個人的にはこの子どもたちに、サンタの贈り物が届くことを願ってやみません。
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