ゴッホの「ひまわり」にトマトスープかける、化石燃料に抗議 英美術館(CNN)
先日も【豪州の美術館でピカソの絵に環境活動家が手を接着する事件が発生】という記事を書きましたが、同じような事態があちこちで起きているようです。
10月14日、イギリス・ロンドンのナショナル・ギャラリーで展示されていたビンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」の絵に、ハインツ社の缶詰トマトスープが掛けられる事件が起きたそうです。
ただし、額には少し損傷が生じたようですが、絵は無事とのこと。なお、事件を起こした容疑者2人は、器物損壊と、悪質な不法侵入の疑いで逮捕されたそうです。
今回事件を起こしたのは、「ジャスト・ストップ・オイル」という環境団体で、イギリス政府に化石燃料に関する全ての新規プロジェクトの停止を訴えるためにこの事件を起こした、という声明を発表したようです。
なお、この人達ですが、結構あちこちで騒動を起こしているようで、今回、以下のような過去の報道も見付けました。
・動画:ゴッホ作品の額に手を接着、環境活動家が抗議で 英ロンドン(AFPBB)
これで思うのは、このような抗議活動は、「テロ」ではないのか?ということです。例えば、平成29年に日本で行われた議論では、今回の行為は「テロ」に該当すると思われます。
・テロリズムの定義などに関する質問主意書(衆議院)
以上の通りですね。今回の場合、「政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要」するために行われた行為であると思われ、しかも、或る種の破壊活動ですから・・・ただし、上記一節では、どこまでをテロとするかについて、慎重な判断をするとはいっておりますね。
こういう報道を見るにつけ、この世界には交わることのない、様々な正義が散り散りになっているな、と思いますね。
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