平和活動家としても良く知られた、ベトナム仏教のティク・ナット・ハン(Thich Nhat Hanh)師が、1月22日、ベトナム仏教の中心地・フエ(Hue)で死去したと報じられています。
95歳でした。
1926年生まれのティク・ナット・ハン師は、ベトナム戦争(1965~75)の終結を呼び掛けたことで祖国ベトナムを追放され、40年近くにわたり亡命生活を送るなどしました。
1960年代初頭に米国の大学で教壇に立ち、更に1966年に訪米した際、公民権運動を主導した故マーティン・ルーサー・キング(Martin Luther King Jr.)牧師と面会するなどし、ベトナム戦争終結の呼び掛けを行い、また、戦争は根本的に誤りであるとの信条に基づき、南北ベトナムのいずれに対する支持も拒否しました。
2018年に帰国するまで、世界各地に道場を設け、マインドフルネスや瞑想に関する本を100冊以上執筆したそうです。
日本などでは、上記の業績以外にも、「行動する仏教」などでも知られていましたね。御訃報に接し、お悔やみ申し上げます。
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