たまたま、昨年、新型コロナに対応するために、自主隔離をしていたという記事を読んで、まだお元気だったのだと知ったのですが、ここで御訃報を聞くこととなりました。
旧ソビエト連邦で書記長や大統領などを歴任し、また、実質的に東西冷戦の終結の機会を作ったミハイル・ゴルバチョフ氏が、8月30日、モスクワ市内の病院で死去したそうです。
91歳でした。
この方も、当方で余計な一著を加える必要は無いと思うのですが、南ロシアの出身であるゴルバチョフ氏は、自身の優秀さに加え、同郷にアンドロポフ書記長がいたことなどから中央で頭角を現し、非常に若い50代で書記長に就任すると、ソビエト改革を進め、それらが結果として、ソ連崩壊、東西冷戦終結へと繋がりました。
ちょうど、東西冷戦がまだまだ続く中で生まれた世代の当方としては、色々な報道を通してこの方の活動を見聞してきました。そして、あれよあれよという間に東西ドイツが統一され、気付いたら旧ソ連が無くなって、という激動の時代でした。
当然、その当事者だった現在のロシア国民には、色々な不満や苦労もあって、結果としてプーチン独裁などを招いていったのでしょうけれども、その批判者としても知られていたゴルバチョフ氏の御訃報、お悔やみ申し上げます。
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