典虚てん手古舞

我が為の日々の記録! 74歳

学校・教室の風景に、花。卒業式に寄せて

2007年03月13日 | <記録・雑感>教育・学校・教員
 今の学校に赴任して三年、二階にある校長室の靴箱の上に、アレンジ花
を飾りつづけてきた。
 ただし、メンタルを病むにいたった学校では、いやがらせをうけた。
病みをかかえていたときは、そんな気になれなかった・・・。

 昔は、花瓶にだったので、手入れが悪いとすぐだめになる。
 荒れた中学校に転勤しての最初は、自分のクラスだけだったが、数年後
副担任になってからは、他のクラスにも飾るようにした。
 同じように活けても、しんどいクラスの花は、すぐ萎れてしまう。だが、
自発的に水を替えるような生徒がいるクラスは、長くきれいに咲き続ける。

 花瓶だと水をこまめに替えて、茎の先をちょっぴり切ると、ほんとうに
長持ちをする。
 これを水替えをする生徒に教えると、驚いたような顔をする。

 ガーべラやバラ、ひまわりといった「頭」の重たい花は、すぐ萎れて
しまうのだが、しかし、バケツに首まで花をつけてやると、しゃきっと
蘇える!!
 「せんせい、無理なんと違う?」
といっていた生徒が、しゃっきっとなった花をみて、目をまん丸したこと
何度もあった。
 この学校では、私が転勤した後も、それを続けてくれた同僚もいたし、
いつの間にか、PTAの方たちも一緒になって、校舎の塀にはプランター
の花が、ぐるりとぶら下げられるようになった。
 夏休みなどは、地域のみなさんが、水遣りも手伝ってくださるように
なった。自ずとである・・・。

 私は、華道も習ったことないし、すべて「我流」である。
 ただ、そうしたら、そうなった・・・だけの経験でやっている。

 三年前に赴任した今の勤務校では、自分を試す「リトマス紙」のような
心積もりで続けて来た。
 オアシスを使ったアレンジ花にしたので、日持ちのよさは好過ぎるほど。
 三週間も!ときもある。
 適当に、加えたり捨てたり・・・。

 基本的には、ポケットマネーだが、最近は、パーティも多いので、その
花をもらって来て、足らないのは買い加える。
 いたずらをする生徒はない・・・。

 今日は、卒業式前日で、体育館の舞台に、立派な「花」が飾られた。
自分の担当の仕事も終わったので、業者=花屋さんのしごとを手伝った。
別に、頼まれたわけではない。
 自分がしたかったから しただけだ。
 カサブランカ、胡蝶蘭・・・・。

 遣い残した花とかを頂戴して、いつもの場所にアレンジ花を飾った。

 明日の荷物に、たっぷり、新しい「オアシス」を入れた。
 卒業式の後、器はあるから、いくつかのアレンジ花を校内のここかし
こに飾れるだろう。

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