典虚てん手古舞

我が為の日々の記録! 74歳

何が一体、問題のだろうかと

2014年02月12日 | <歴史>

 体調が落ちかけでしょうか、体の冷えを感じる午後です。

 花の世話もしたいし、本の整理もすすめたいと思いはあるけれど、今日はお休みです。朝鮮史・韓国・在日に、日本の近現代史をいれた壁一面の本棚は眺めるだけ。在日や民族教育関係の雑誌は廃棄することにして、本日は紐でくくっただけでした。 「関係者の人たちがもっている」からが廃棄の理由です。

 遅い目の昼食を摂ったあとは、「世界歴史大系」『ドイツ史Ⅱ』と各国史『ポーランド・ウクライナ・バルト史』の活字を追いかけました。

 ドイツ史の方は、ホーフェンツォルレン家のブランデンブルク選帝侯が「プロシア」になっていくあたりです。日本の「明治国家」と枠組みは、英仏ではなく、プロシアをモデルにしていますが、「これはすごいこっちゃ」の感、あります。「お手本はこれや」と選んだおっさん連も、凄いっ!善し悪し、好き嫌いの感情抜きに、卓抜した頭脳の持ち主だと、プロイセンという国家の形成過程に、正直、驚いています。

 まあ、何でポーランド史の方に行ったかというと、やはりイギリスなどを除けば、ヨーロッパは、大陸国です。お隣さん、お向かいさんの那があります。「外交」、「付き合い」抜きに、単独の地域や国家なんてものは理解出来へんのね。それと宗教です。

 そんなあたりを考えながら、「日韓」の問題は、一体何が、根本的に問題のだろうかと、つらつら思いを巡らしてみると、ふと、「時間認識の差異」が潜んでいるのではなかろうか?

 過去は過去として厳然と存在するか否や?です。

 付き合いというのは、どこかに出会いとはじまりがある・・・。どこまで、遡るか?で、「現在」というものの見え方が異なってきます。

 今朝の整理中に父が読んでいた本がまたもや、出てきました。今井啓一著『帰化人の研究』です。震える指で引いた赤鉛筆のラインも残っております。  吉川の『三国遺事』、『三国史記』も父の本で、壁の本棚の一角に、朝鮮古代史関係をまとめているので、そこに収めますが・・・。しかし、親父は、ハングルの本まで買って、日本と朝鮮の間の歴史を考えようとしたのか? 死ぬ前の数年は、本浸りの日々でした。

 陽も暮れてきました。冷えますね。

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