典虚てん手古舞

我が為の日々の記録! 74歳

スウェーデン鉄?

2009年10月25日 | 【日録】今日は何した?どう過ごした?
 田川の博物館で頂戴した、<石炭>を持って教室に行き
ましたものの・・・。

 製鉄について、どう説明したら子どもたちが分かるのか?
中学三年生と違って、まだ化学記号を学習していない中一に
は・・・で、困ってしまいました。

 実は、小学校の復習といったタイトルで、金曜日に一枚
<工業>のプリントを作りましたんですわ。
 小学校レベルで、軽工業、重工業の区別とそれぞれ、どんな
工業に分かれるかは、教科書に書いてあります。でも、ほとん
どの生徒たちのあたまにゃ残っていません。

 しかしながら、鉄の原料として<石炭><鉄鉱石>の、
日本の輸入先なんて、入試問題の定番ですわ。中学三年生に
対しても「どれどっこから輸入」というタイトルのシリーズの
プリント、グラフを描かせたり、輸入先の国に確認させる作業
プリントですが、ずっ~とやらせてきました。
 また、「還元」は理科で学習済みなので、ちょいと、化学記号
を入れての説明も組み入れてきました。

 ところが、一年生となると・・・。
 一昨日、国勢図会をみながら<製鉄>のプロセスをわかって
もらえるようなプリントを作成していたんですが・・・。
  うううっと、迷ってしまいました。

 石炭と石灰なんですよ~! 
 国勢図会や参考書の図には、鉄鉱石、石炭と並んで、石灰
が示されているんですわ。
 
 これを一緒に教えると、石炭と石灰がこんがらがってしまう
んですよね。石灰は<触媒>です。
 製鉄というのは、地球上に無限に存在する酸化鉄を炭素で
還元してしてできるちゅうても、中学一年生には難しい。
 いやぁ、大人にだって!
 何冊か、中学校の教師になって、本を読みましたけれども
あんまり分かっちゃいないのが実情ネ。

 まあ、それでもなんとか・・・。

 しかし、<石灰>には悩んじゃっちいました
 
 そんな本日のこと・・・。
 いつもお好み焼屋さんでいつものおっちゃんに会いました。
わたしゃ、このおっちゃんが<鉄屋>だったことを思い出して
相談したデス。
 ああ、このおっちゃんは、上場企業のオーナーさんの御仁で
あります。すごっく、物知りで・・・。

 わたしは、石灰を抜いて教えたらダメなのかと教えを乞いま
した。

 石灰はせっかいで教えたたいのですが、<製鉄>のところで
入れちゃうと、こんがらがります、絶対

 鉄鉱石ってのは、酸素とくっついた鉄で、そこから酸素を
剥がしたら<鉄>になるの。酸素がくっつきやすいのは、
炭素。
 二酸化炭素ぐらいは、小学生でも分かっていますからね。

 まっ、石灰を抜いては、OK、いいようでした。

 しかし、同じ社会科のせんせい方、どれくらいの知識を持っ
て、授業をなさっているんでしょう?

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1 コメント

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古い話が (典虚)
2011-06-21 20:26:38
石炭、田川でもらってきた石炭、あります。社会科で出てくるブツは、ありますよ。現物のコピーとか。差し上げたいけれど・・・。
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