先日、坊守のふるさと沖縄に行ってきました。
今回は、千葉組の連続連研修会のビデオ制作のための米軍基地についての取材。普天間に住んでいる母親の友人の仲宗根夫妻からお話を聞きました。仲宗根夫妻は、普天間飛行場のある土地に住んでおり、今でもそこに墓地があります。
仲宗根夫妻との記念撮影
心に残った沖縄の名産である黒糖についてのお話を紹介します。
サトウキビを乾燥させたら黒糖になるのだそうです。沖縄には、第二次世界大戦中、沖縄戦という悲惨な歴史があります。たくさんの尊い命が奪われた中、生き残られた仲宗根さんのおばあちゃん。戦争中どうしていたか?2ヶ月半にわたり地下に隠れていたそうです。たまたま、そこに小川が流れており、樽一杯の黒糖があった。おばあちゃんは、そのお水を飲み、黒糖を食べていのちをつないだ。だから、今でも黒糖には感謝をしているというお話でした。黒糖と言えば単なる沖縄の名産とだけ思っていました。しかし人によってはそれ以上に、限りのないいのちをつないできた感謝の込められたものなのです。
今回は、沖縄のぬくもりを感じた旅でした。メリシャカ「仏声人語」に「OKINAWAから教えられたこと」としてアップしました。もしよろしければ、ご覧下さい。
【メリシャカ】http://www.merry-shaka.com/
(龍)
毎朝聴いているラジオ番組は、ニッポン放送の「垣花匡のあなたとハッピー」。ラジオを聴いていると、言葉を巧みに使う話術に楽しませてもらいます。「人は人の言葉によって傷つき、人の言葉によって癒される」という感じです。
今週一週間は、番組内にて「人生の扉を開く言葉」というテーマで、ベストセラー作家の方々の言葉やインパクトを与えた言葉が紹介されております。たくさんの方々に聴いてもらいたいと思うので、天真寺日記でも、ご紹介させて頂こうと思います。
第1回目は、最年少直木賞作家・ 朝井リョウさんによる「人生の扉を開く言葉」
「光る走路」
□コメント□
『こんなに長い物語を一言で収束できる言葉が この世にあるという事実に小説家として励まされました。 自分の人生を「光る走路だ」と思えば、 つらい時でも大丈夫だ、と思えます』 「一瞬の風になれ」佐藤多佳子著より
また、出版会社の編集部部長・中瀬ゆかり先生による、作家より頂いた金言が紹介されます。
宮本 輝さんのお言葉
「僕は友人や知人の幸せを『よかったなあ』と心から喜べるんです。そこが数少ない僕の美徳やと思っています。だから友人がつらいときも本当に辛いんです」
「人間の性格なんてなかなかかわるもんやない。かわるのは、そのあらわしかたや」
白洲 正子さんのお言葉
「あたしの言ってる田舎者は、出身や住んでる場所のことじゃないのよ。
人として野暮なこと。どんなに都会に住んでようが、どんな立派な肩書きがあろうが、田舎もんは田舎もんなの」
「あなたって褒めるのがうまいわね。でも、褒める言葉を惜しんじゃだめよ」
吉村 昭さんのお言葉
「作家に原稿に注文をつけたいときにはまず褒めなさい、それから直してもらいたいところを言う、この順番は間違ってはいけないよ」
詳しくは、HPをご覧下さい。
http://www.1242.com/program/happy/
(龍)
台湾、好きです
人が親切で、暖かくて気候がよくて、食べ物が美味しくて安くて、近くて行きやすくて。
つい先日も訪れて台北市内のホテルの周りを散策していると、ものすごい音量の音楽とも騒音ともわからないような音が響いてきました
歩き進むとお寺らしき建物があり、中ではお坊さんたちが大音量のマイクでガンガンお経を上げ、お施主さんらしき人がお参りしています。
騒々しいというか、華やかというか・・・、銅鑼に、弦楽器も琴のような楽器と胡弓のような楽器、ラッパも二人。
日本の厳粛な雰囲気とは違いますが、これはこれで元気になってパワーがもらえそうです
これがご本尊で、お寺ではなくて、お宮さん。
戦時中日本からこのご本尊を運んできた人がいて、その後場所が移ったり、地域の神様と結びついたり、紆余曲折がありながら現在この地で多くの人の信仰を集めているようです。
ご本尊のすぐ裏は食堂になっていて、いい匂いがプンプン漂って、たくさんの人がいてみんなとても楽しそう
信仰の形は違えど、こうして人が集まってお話をしたりお食事をしたり、地域の中心としてお寺やお宮の役割が残っています。
この日も日本にゆかりがあるお宮さんだということで、そこにいた何人ものおじさんたちが私たちに寄って来て由来を説明したり、あちこち案内してくれたりしました。
気軽に人に声をかけたり親切にしたり、台湾には日本がなくしてしまったところがまだまだあって、訪れる度なんだかいつもホッとします
また行きたいなー
(静)