天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

大晦日の日曜礼拝

2006-12-31 19:55:27 | 天真寺
大晦日の今日は日曜日。
朝の日曜礼拝がいつも通り勤まりました。
17名のお参りで、お念仏の声も大きく本堂に響きます。
こんな年末の忙しい時期にも関わらずお参り下さるんですから、本当にありがたい。
朝早くから、寒くまだ薄暗い道を歩いてこられることを思うと、頭が下がります。

お参りは、お正信偈繰り読み・御文章の拝読、
続いての法話では、『大乗』の連載・癌に生きた鈴木章子さんの“いのち 慈光につつまれて”からお話をさせていただきました。
お参り下さったご門徒さんのNさんが、ちょうどご自身も闘病中とお話下さり、法話で話された本を貸して下さいと、「大乗」を借りて帰られました。

鈴木章子さんが様々な思いを込めて綴られたその言葉のひとつひとつが、今を生きる私たちに届き、たくさんのことを教えてくれます。
“阿弥陀さまの願いは、時間も空間も超えてはたらいている”

苦しみを見つめられ、悲しみを受け止められ、
そして、そこに阿弥陀さまのお慈悲をよろこばれていかれた、
鈴木さんのすがたが言葉が、阿弥陀さまの説法として聞こえてくるのです。

Nさんにも、私にも、尊いご縁です。








本年度は残念ながら皆勤の方はいらっしゃいませんでしたが、最高記録は1回だけ欠席というご門徒Iさん。
ちなみに昨年は皆勤でした!
一座一座を大切にされるお姿には、教えていただくことがたくさんあります。

今日は今年最後ということで、お参りの後あたたかい豚汁をいただきました。
来年もぜひ皆さんとお参りさせていただく機会を大切にしていきたいと思います。

一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

明日は元旦。
午後2時より「元旦会」が勤まります。
こちらにもどうぞお参り下さいね。
皆さまよいお年を。

(静)







師走の1日

2006-12-30 18:28:29 | 日々
今年も残すところあとわずかとなりました。

この時期12月は、忙しくて師匠も走るから「師走」と言ういわれがあるように、
一年の総まとめ、また来年に向けての準備などなど、何かとせわしくなる日々であります。
でも、忙しい時ほど足下を見つめ注意しなければと思います。

というのも、昨日の夜のこと。
私は、学生時代の友人達との忘年会の予定があり、急いでいました。

予定の時間の電車に乗ろうと走り走り、走ったのです。
そして、目の前にある2段高さの階段(30㎝くらい)を飛び越え足が地面についた瞬間。
足首がグネッと、激痛が走ったのです。



こんな感じになりました。
翌日、病院へ行くとギブスをはめられ、全治3週間くらいだそうです。
しかも、足をケガしたまま夜遅くまでの忘年会、1㎝近く足は膨らんでいました。
お酒を飲めば飲むほど足が痛くなる、おかしいなと思っていたら案の定の結果です。

お酒は、ケガが治すどころか、悪化させるそうです。

お医者さんからの忠告。
だから、足のケガが治るまではお酒は飲まないでください。

ケガが治りかけた人が、一本のビールを飲んだがためにまた悪化したこともありますよ。

厳しい一言。

今年一年の最後、
足のギブスが「急がば回れ」「一歩一歩足下を見つめていきなさい」
と教えてくれているようであります。

でも、新年にお酒を飲めないのはチョットがっくり。
来年は、一歩一歩大切にして歩いていきたいと実感しました。

(龍)

年賀状

2006-12-29 22:34:01 | 日々
また今年も年賀状を出すのが遅くなってしまいました。
例年通り大晦日、年明けになって慌てて書き出すことになりそうです。。

去年は、戌年。
うちの愛犬・ベルちゃんをモデルに、年賀状を作りました。



かわいそうに
男の子なのに、袴がセールで売り切れだったため、女の子用の花柄の着物を着せられ、あちこち連れ回された上、「動かないで」「こっちを向いて」と注文をつけられ、写真モデルを務める羽目となりました。

モデル料もおやつのジャーキーくらいじゃ、安すぎたかもしれません。

最近は、新年の挨拶もメールでという人が増えてきたようです。
私も友人たちから何通か受け取ります。
メールは一度に何人もの人に出せますし、出してすぐ届きますから、とても便利です。

そして、年賀状を出すといっても、今は宛名もすべてパソコン任せ。
今までは「書く」ことを通して、その人のことを「思う」大切な時間を持っていました。
しかし、便利なものがあるとそれに頼り、今まで時間をかけてしていたちょっとしたことも面倒臭く感じてしまうのです。

こう考えると、電話は携帯、さらにメールを使うようになって、コミュニケーションを取る時に相手のことを考える機会がめっきり少なくなってきたように思います。
以前なら電話一本かけるだけでも、何時までなら大丈夫かな?今頃何をしてる時間かな?もう帰ってきてるかな?と様々なことを心配したものです。
今ではその必要がないのですから、相手のこと、その人の事情にもどんどん無頓着になってきているのではないか、と感じます。

現在若い人だけに限らず、大人にも社会性の欠如が問題となっています。
電車内でもお化粧をしたり、食べ物を食べたり、迷惑な程大声でしゃべったり・・・時々目につくことがありますし、私自身もどこでそう思われているか分かりません。

便利になった分、相手のことに鈍感になり、思いやる気持ちを知らず知らずになくしてきているのかな、考えさせられたことです。

(静)




子どもの寺合宿

2006-12-27 01:23:51 | 日々
以前ご案内した子どもの寺合宿が開催されました。

今年は12月25日~26日の1泊2日。
東京近郊からきた来た27人の子供たちと楽しい一時を過ごしました。

でも、今年は女の子が多かった。

私は初めての参加でどういう合宿かと思っていたが楽しい2日間でした。

仏さまの話では、竹柴先生が「まるい心」のお話。

私たちの心はどんな形をしているか。
トゲトゲ・ギザギザいろいろあるが、やっぱり「まるい心」がいいね。
そのために、
1、誠実に生きる(ありのままを生きる)
2、布施を大切にする(ありがとう)
お互いを思いやる気持ちが大切なんだ、とわかりやすく話してくださいました。

さすが、学校の先生です。子供たちは、夢中になって聞いていた。

その後、学年別学習があり、私は小4~小6の子供たちと一緒に話し合いをしました。
「心がまるくならない時はどんな時か」をテーマにみんなでディスカッション。
でも、4年生から6年生、たった3年間の違いであるが、全く考えていることが違うのには驚きました。

でも、竹柴先生がパントマイムを習っていたことは初耳でした。
なんと、初めの2ヶ月間ずっと指の動かし方を柔らかくするそうです。
パントマイムとは、体を動かすイメージがあったが、基本の指の動かし方が大切だと。何事も基本が大切なんですね。

夜には、
寺合宿名物ツキジンピックというゲーム大会がありました。
毎年種目がかわるそうですが、障害物競走・紙飛行機とばし・テープ切り・築地マラソンなどなど創意工夫のゲームの数々でした。

そして、
2日目には両国にある江戸東京博物館へ。

前評判では、見応えのある施設とは聞いていたが、
実際行ってみると、
「江戸ゾーン」「東京ゾーン」などで構成され、
江戸時代→明治時代→大正時代→昭和時代と
時代時代の様子を映像や復元物で目で見て楽しむことができるのです。
歌舞伎の裏側など魅力的な施設でした。

子供たちが真剣に話を聞いている姿
博物館で遊んでいる姿
そんな純粋無垢な姿をみていると、
年を重ねるにつれ、知らず知らずに打算で物事を考えてしまう私は、
忘れかけている心を思い出させてくれます。

子供たちと遊ぶと、正直「あ~疲れた」と。
でも、子どもの笑顔をみているとその疲れも吹っ飛びます。

今回の子どもの寺合宿は18回目だそうです。
来年も、多分12月26日~27日で開催される予定であります。

来年のご案内は時期尚早ですが、たくさんの子どもたちが来られたらと思います。

皆様お疲れ様でした。


プリン!ぷりん?プリン!!

2006-12-23 12:21:44 | 日々
松戸の地域新聞「UKIUKI」
一面は私も大好きなプリンの特集記事です。
「今、一番気になるスイーツ プリン!ぷりん?プリン!!」
そこに、ご門徒さんのケーキ屋さんも紹介されていました。

(記事↓)

【洋菓子の店 サルビア】 

稔台市民センター前の狭い通りに、ホッと心安らぐお店。
「プリン」(157円)のほか、「紅茶プリン」、「かぼちゃプリン」(各189円)があります。
香り高いアールグレーを使った紅茶プリンはロイヤルミルクティー風味。なめらかでさっぱりとした味わいです。お好みでメープルシロップをかけて召し上がれ。
「素材にこだわったかぼちゃプリンは作り置きしないため、かぼちゃそのものの味が生きています。お好みで生クリームをおかけしますよ」と店主の荒木さん。
なるほど、編集室の面々からもかぼちゃのこくと香り、自然な甘さを楽しめると好評でした。



「サルビア」のケーキは、小さい頃からの味。
普段はあまり甘いものを食べない弟たちも、ここのならよろこんでいただきます。
いつも持ってきて下さると、「今日は何が入ってるんだろう」と箱を開けるのがとっても楽しみでした。
今はたくさんケーキ屋さんがありますが、やっぱり食べ慣れた味は特別。
この記事を読んでいたら、今度はプリンも食べたくなりました。


「サルビア」は、亡くなったお父さんも、今経営していらっしゃるお母さんも、息子さんお二人もケーキ屋さん。
ケーキ作りが好きな、みんなの愛情たっぷりのケーキが並んでいます。
いつまでもあってほしいお店です。
お近くの方は、ぜひお訪ね下さいね。

(静)