春の抹茶を楽しむ会

４月です。桜満開の週末。
朝は日曜礼拝からスタートです。





お当番は私。
先日見たNHK特集「無縁社会」を見た思いをお話をしました。
仏教では縁起、すなわちつながりを教えますが、現代ではそのつながりを無くし、孤独に生きる人がいかに多いか。
誰でもが先祖・親・兄弟・親戚がいて生まれ、社会で多くの人とと関わり合って生活をしてきたはずなのに、そのつながりを感じられないとはどういうことか。
人間は所詮独りで死ぬものですから、「孤独死」も独りで死ぬことが問題なのではなく、孤独に生きることが問題なのでしょう。
番組の中で「助けて」と言えない社会は社会ではないという言葉が心に残りました。

せめてお寺に気軽に足を運んでもらえるように精進しなくてはと感じます。





日曜礼拝の後は、月に一度の「抹茶を楽しむ会」。
今回は特別バージョンで、いつもお世話して下さるＫさんのお友達Ｍさんがいらして下さり、旅箪笥のお手前で点てて下さいました。
春らしいお召し物がとっても素敵でした。
おかげで一服を味わい、桜のお菓子を楽しみ、静かに時間を過ごすことができました。
あのちょっとした緊張感を味わえるのがお茶の素晴らしさですねー。
Ｋさん、Ｍさん、有り難うございました。

（静)