先日友人から「南无阿弥陀仏」のお念仏、お東では「なむあみだぶつ」、お西では「なもあみだぶつ」とお称えするけど、その違いは何?と質問された。
そう言われれば、私自身もずっと疑問に思っていたことなので真剣に調査しました。
苦節一ヶ月、先日本願寺の教学研究所の三栗先生(主に書誌学的研究)にお聞きして、やっと腑に落ちました。
以後、その回答です。
一般に、仏教では「南無金剛遍照」というように「ナム」と読むことが一般的といいます。
宗祖はそれとの違いを際立たせるために、「南无阿弥陀仏」と書かれます。
「無」でなく「无」の文字を用いているのです。
その左訓には「なもあみだぶつ」とつけています。(例外が『西方指南鈔』の2ヶ所)
そのため、「无」の字を用いるときは「も」、「無」の時には「む」と読みます。
で、なぜ東西で発音が違うのか?
それは、東西分派の際に、東西の違いを出すためではなかったか。
そういう違いはお寺の荘厳1つ1つ、畳の向きなど多々あります。
例えば、言葉の発音でいえば「善悪」の読み方にもあらわれています。
昔は「ん」を「m」「n」と両者を混同して利用していましたが、お西では「m」をとり zenmaku(ぜんまく)と、お東では「n」をとりzennaku(ぜんなく)と読むようになったとこのこと。
そういう違いだそうです。
この詳細については、玄智さんがお書きになった書物にあるそうです。
おかげで私もいろいろ勉強になりました、ありがとうございました。
(龍)
そう言われれば、私自身もずっと疑問に思っていたことなので真剣に調査しました。
苦節一ヶ月、先日本願寺の教学研究所の三栗先生(主に書誌学的研究)にお聞きして、やっと腑に落ちました。
以後、その回答です。
一般に、仏教では「南無金剛遍照」というように「ナム」と読むことが一般的といいます。
宗祖はそれとの違いを際立たせるために、「南无阿弥陀仏」と書かれます。
「無」でなく「无」の文字を用いているのです。
その左訓には「なもあみだぶつ」とつけています。(例外が『西方指南鈔』の2ヶ所)
そのため、「无」の字を用いるときは「も」、「無」の時には「む」と読みます。
で、なぜ東西で発音が違うのか?
それは、東西分派の際に、東西の違いを出すためではなかったか。
そういう違いはお寺の荘厳1つ1つ、畳の向きなど多々あります。
例えば、言葉の発音でいえば「善悪」の読み方にもあらわれています。
昔は「ん」を「m」「n」と両者を混同して利用していましたが、お西では「m」をとり zenmaku(ぜんまく)と、お東では「n」をとりzennaku(ぜんなく)と読むようになったとこのこと。
そういう違いだそうです。
この詳細については、玄智さんがお書きになった書物にあるそうです。
おかげで私もいろいろ勉強になりました、ありがとうございました。
(龍)
長らく「 南無阿弥陀仏 」と記してきましたので
恥ずかしかったです。
これからは、「 南无阿弥陀仏 」と記したいと思います。
東西の違いもおもしろいですね。
でも、不吉な音を忌み嫌う迷信読みにしか思えません。
私の個人的考えでは、
善悪は「ぜんあく」で良いと思っています。
高坂和導 竹内文書 に記されています。
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