天真寺の寺報・月刊天真11月(427号)です。昨日、天真寺日記にてご案内しましたチャリティー雅楽演奏会のご案内も同封させて頂きました。
◇寺報・月刊天真10月号は、PDFファイルにてご覧いただけます。
http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-11.pdf
◇雅楽鑑賞
http://www.tenshin.or.jp/pdf/gagaku3.pdf
今月の寺報では、おかげさま報恩講のご案内・東日本大震災復興支援活動のご報告があります。
□おかげさま報恩講
11:00 門信徒会入門式
12:00 お斉(昼食)
12:30 雅楽ミニコンサート(天真寺雅楽会演奏)
13:30 おかげさま報恩講
講師:福間義朝師(広島県三原市)
□報恩講のいわれ
報恩講は私たち真宗門徒にとって一番大切にすべき法要です。「恩」という字は、因と心という字を合わせてできています。辞書には「今日の状態の原因は何であるかを心に深く考えること」とあります。私たちは、太陽、空気、水などの自然のご恩。先祖、親、先生、友人などの多くの人々の支えや導きなどのご恩。数えきれない程のご恩のおかげで一日一日を生かされています。何一つとして当たり前のことはありません。恵まれたご恩に感謝し、報恩の思いでつとめる法要が報恩講です。750年以上にわたり、宗祖・親鸞聖人のご命日(1月16日)をご縁につとめられてきました。
金子みすゞさんの「星とたんぽぽ」という詩を味わってみます。
「星とたんぽぽ」 金子みすゞ
青いお空の底ふかく、 海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる、 昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、 見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、 かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、 つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、 見えぬものでもあるんだよ。
私たちは星も花もきれいに見える時にだけ愛でますが、星は輝く時だけ、たんぽぽは花が咲く時だけ存在するのではありません。見えないところでずっといのちをつないでいるのです。見えないものでもあるんだと気がついた時、そして見えないものこそが大事だと目覚めた時、「おかげさま」と恩を知ることができるのです。真宗門徒である私たちは、恩に報いる生き方を教えて下さった親鸞様のご苦労を偲び、仏様に感謝の思いで手を合わせましょう。
□天真寺雅楽会講師・弘山先生から一言
天真寺雅楽会では、毎年「おかげさま報恩講」の日のお斉(昼食)と法要のあいだの時間にミニコンサートを開催して親鸞様のお徳を讃え、日頃の修練の成果を発表させていただいています。昨年は宗祖・親鸞聖人の750回大遠忌の年。天真寺で初めてとなる舞楽を奉納致しました。本年も舞楽「胡飲酒」を奉納致します。天真寺雅楽会の雅楽にあわせて華麗な衣装をまとった舞人が、天ちゃんふれあいパークの芝生を舞台に、その昔中国西域の胡の国の人がお酒に酔った様子を舞にかたどったと伝えられるめでたい舞楽「胡飲酒」をお楽しみ下さい。
□仏教壮年会
[日時]11月24日(土)15時~
[場所]天真寺
[内容]ブッダ真理の言葉に学ぶ
◇月刊てんしん(寺報)◇(PDFファイルにてご覧頂けます)
1月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-01.pdf
2月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-02.pdf
3月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-03.pdf
4月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-04.pdf
5月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-05.pdf
6月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-06.pdf
7月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-07.pdf
8月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-08.pdf
9月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-09.pdf
10月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-10.pdf
11月号http://www.tenshin.or.jp/tayori/tayori24-11.pdf
(龍)
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