日記を書こうと思い、パソコンの前でボーッとしていると、
『浄土宗新聞』が目にとまった。
で、いつの間にか、熟読していた。
そこに「何人のご先祖様がいますか」という記事が、
要約します。
私には2人の両親がいます。
その両親には、それぞれ両親がいますので、祖父母は4人。
曽父母になると8人で合計14人。
10代前で1,024人になり、
27代前では1億人を超えて134,217,728人、
ご先祖様の合計は、268,435,454人というむちゃくちゃな数になります。
《世代ごとのご先祖様の人数は2の累乗計算、その数を2倍にして2を引けば合計数》
大雑把ですが、1世代を仮に30年とすると、27代前は810年前(法然上人ご在世の頃)
この810年前(鎌倉時代初頭)の日本の人口は約700万人と推定されています。
810年前の人口が、
「700万人」と「1億3千万人」
うーんと頭をひねる数字であります。
「700万人」は計算上の数字。
実際には、各世代の中に多くの兄弟関係があって両親が一緒というような様々なパターンがあるのです。
隣の人のことも考えれば、どこかでご先祖様が共通している確立は非常に高いといえます。
それほど、複雑に絡み合って1つのいのちが誕生しているのです。
最後にこう締め括られています。
命のつながりは、はかりがたく、命のはじまりは不思議なものです。まさに「縁」のつながりといっていいでしょう。そして、もしその縁につながる方の1人でもいなかったなら、私は、この世に存在していないという事実を考えると、またまた不思議な感覚に襲われます。
この命の不思議をこの夏ご家族で考えてみてください。と、
よくご法話の中で
「私たちは計り知れないほどの縁の中を生きている、いや生かされている」といいます。
が、実際に私の胸に手を当ててみると、さまざまな縁の中を生きていると感じるよりも、
自己中心的な都合のいい縁ばかりを求めてしまい、多くの命の存在を忘れがちになってしまう。
最近「エコ」という言葉がブームになっていると思う。
それは、いい流れである。
が、それはエコの心が失われてきた証拠でもあろう。
昔の人たちは、
大自然の中に生き、多くの命のめぐみを感じながら生き抜いていかれた。
そこに、自然とエコが生まれてきていた。
大自然の大切さ、ご先祖様が大切にしてきたものだから大切にしようという気持ちが生まれていたのだろう。
現代は、分業システムの時代である。
ご飯が私たちのもとに届くまでに、
生産する人・運搬する人・販売する人・買う人などなど。
それは同時に、いのちの流れが見えなくなってしまった。
だからこそ、エコがブームという形で私たちの生活の中に入ってきているのだろう。
が、ブームで終わってしまったら空虚なものになってしまう。
その背景にある
ご先祖様が大切にされた自然・たくさんの命がはぐくまれている
というご先祖様の思いを大切にさせていただくとき、本当のエコにつながっていくのだろう。
(龍)
『浄土宗新聞』が目にとまった。
で、いつの間にか、熟読していた。
そこに「何人のご先祖様がいますか」という記事が、
要約します。
私には2人の両親がいます。
その両親には、それぞれ両親がいますので、祖父母は4人。
曽父母になると8人で合計14人。
10代前で1,024人になり、
27代前では1億人を超えて134,217,728人、
ご先祖様の合計は、268,435,454人というむちゃくちゃな数になります。
《世代ごとのご先祖様の人数は2の累乗計算、その数を2倍にして2を引けば合計数》
大雑把ですが、1世代を仮に30年とすると、27代前は810年前(法然上人ご在世の頃)
この810年前(鎌倉時代初頭)の日本の人口は約700万人と推定されています。
810年前の人口が、
「700万人」と「1億3千万人」
うーんと頭をひねる数字であります。
「700万人」は計算上の数字。
実際には、各世代の中に多くの兄弟関係があって両親が一緒というような様々なパターンがあるのです。
隣の人のことも考えれば、どこかでご先祖様が共通している確立は非常に高いといえます。
それほど、複雑に絡み合って1つのいのちが誕生しているのです。
最後にこう締め括られています。
命のつながりは、はかりがたく、命のはじまりは不思議なものです。まさに「縁」のつながりといっていいでしょう。そして、もしその縁につながる方の1人でもいなかったなら、私は、この世に存在していないという事実を考えると、またまた不思議な感覚に襲われます。
この命の不思議をこの夏ご家族で考えてみてください。と、
よくご法話の中で
「私たちは計り知れないほどの縁の中を生きている、いや生かされている」といいます。
が、実際に私の胸に手を当ててみると、さまざまな縁の中を生きていると感じるよりも、
自己中心的な都合のいい縁ばかりを求めてしまい、多くの命の存在を忘れがちになってしまう。
最近「エコ」という言葉がブームになっていると思う。
それは、いい流れである。
が、それはエコの心が失われてきた証拠でもあろう。
昔の人たちは、
大自然の中に生き、多くの命のめぐみを感じながら生き抜いていかれた。
そこに、自然とエコが生まれてきていた。
大自然の大切さ、ご先祖様が大切にしてきたものだから大切にしようという気持ちが生まれていたのだろう。
現代は、分業システムの時代である。
ご飯が私たちのもとに届くまでに、
生産する人・運搬する人・販売する人・買う人などなど。
それは同時に、いのちの流れが見えなくなってしまった。
だからこそ、エコがブームという形で私たちの生活の中に入ってきているのだろう。
が、ブームで終わってしまったら空虚なものになってしまう。
その背景にある
ご先祖様が大切にされた自然・たくさんの命がはぐくまれている
というご先祖様の思いを大切にさせていただくとき、本当のエコにつながっていくのだろう。
(龍)
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