天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

「当たり前のことが尊い」

2008-04-24 19:20:43 | 法要
4月の仏教講座会は、雨続きだったところに、やっと春らしくうららかな一日となりました。

午前中は「写経会」。
皆さん今は『お正信偈』を進めているところです。

午後1時半からは「仏教講座会」。
今月のご講師は、天真寺雅楽隊の先生でもある弘山光称師です。





先生はご門徒さんのお家から、お坊さんになられました。
幼い頃おじいさまを亡くされたことが、「いのち」について考え、浄土真宗のおみのりに親しんだきっかけだったそうです。
自らの歩みを通して、「当たり前のことが、本当は尊い」というお言葉を聞かせていただき、とても有り難く思いました。

雅楽の指導で毎月弘山先生にはお寺にいらしていただいていますが、今回はいつもより早起きで、また一張羅の着物をお召しでお出かけいただきました。(ちなみに弘山先生はいつも着物)
やっぱりご法話のある日が違うんだそうで・・・やっぱりご法話をするって、タイヘンなことなんですね~。

足を運んで下さった方々には、ようこそのお参りでございました。

(静)

4月のレッスン

2008-04-24 17:17:28 | 雅楽教室
4月は弘山先生には「仏教講座会」、引き続き「雅楽教室」というとってもハードなスケジュールとなりました。

というわけで、ちょっと遅れて4時~のスタート。
雅楽のメンバーもご法話を聞いて下さいました。

まずは『越殿楽』の復習。
それぞれの管の唱歌して指導をいただいてから、みんなで合奏です。




最近は合奏ができるようになり、先生からも「やっと雅楽のお稽古らしくなりましたね」とお言葉をいただきました。
ちょっとくらい下手で間違えても、合奏は面白いですね~。

本当は・・・「久しぶりに『ふるさと』でも吹いて、今月からは『五常楽』に入りましょう」と言われていたのですが、そこまでは進みませんでした。

でも気長に!がモットーですから、おかげで楽しく練習させていただきました。

最後のそれぞれの反省点や質問の時間をいただき、今月のお稽古終了です。
笙の私は気替えのタイミングが早いのと、親指の指使いの注意をいただきました。
また来月までに頑張ります~。

次回のご案内
5月17日(土)午後5時、です!


来月はイレギュラーですからご注意を。
また次のお稽古、楽しみにしております。


(静)

CD作成会議Ⅱ

2008-04-18 17:07:03 | 天真寺
ご門徒のTさんご夫妻にご協力いただき、現在お盆にお配りする仏教讃歌のCDを作成中です。

で、今回はジャケットのデザイン。
Tさんのお知り合いのグラフィックデザイナー、Sさんとの打ち合わせと相成りました。

お寺に足を運んでいただき、本堂を見たり、お話したりするなかで、いろんなイメージをふくらませて下さったようです。
天真寺のキャラクター天ちゃんを使っていただき、どんなものができるのでしょうか~。
次回の会議は来週なので、今から楽しみです。





こうして一つの作業を通していろいろな縁が広がることは、何より有り難くうれしいことです。

Sさん、どうぞよろしくお願いします。

(静)

TIBET TIBET

2008-04-17 21:17:02 | 日々
友人のお寺高輪にあるS寺で開かれた「TIBET TIBET」という映画の上映会に行ってきました。





この映画は、金森太郎こと金昇龍氏が監督。

今回の上映会に際し、監督から「私の職業は針灸整骨師なんです」とお話がありました。
すると周囲がざわざわと・・・、聞いてみると本職が針灸師さんらしいのです。

氏は両親には針灸の学校に行ってくると、1997年から世界中をめぐる放浪の旅に出かけました。
そしてその途中で知ったのが、北インドのダラムサラでのチベット問題だったといいます。
そこで、持っていたビデオカメラでチベット難民の現状を撮影をし、それが編集され「TIBET TIBET」という映画が完成しました。

この映画を通して、生のチベット、そして中国、10日間密着したというダライラマ14世の姿が伝わってきました。

http://www.tibettibet.jp/index.html
【TIBET TIBET】

金森氏自身が、コリアン三世。
日本で生まれ育ち、韓国語は話すことができません。

この映画を通しての一貫したテーマは「民族のアイデンティティーとは?」

「そんなの関係ねぇ」という言葉がはやる昨今ですが、「自分を知ることが相手を知ることにつながっていく」と氏は語ります。
他を知ることを通して自らを知っていく、自分と出会っていく世界がある。
自らに突き刺さる言葉でした。

(龍)









仏教カウンセラー

2008-04-15 12:02:59 | 日々
『築地新報』の「人」の取材で、仏教カウンセラーの大須賀発蔵先生に取材をしました。

先生はご自身の苦しみを通して仏教に出遇われ、これまでのさまざまな経験を通してその味わいを深めていらしたことを聞かせていただきました。
とても優しくおだやかな方で、お話をするとカウンセラーとして多くの方に接してこられたあたたかさを感じます。

相談させてもらいたいなという雰囲気を作って下さる方ですから、先生のようなご活躍で仏さまのみ教えが広がっていくんだろうと、そのお姿に教えていただきました。




http://www.tsukijihongwanji.jp/tsukiji/shinpou.html (築地新報3月号)

(静)