タオル道中

大阪・泉州 タオル屋 てるの日記 美由喜タオル(株)

全国コットンサミットIN岸和田

2011-05-28 14:19:45 | できごと

先週の土曜日、表記の催しが岸和田市の波切ホールであり、行ってきました。

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現在、日本では商業ベースにのる綿花栽培はありません。 しかし、綿作が全然無いこともないのです。 江戸期をピークに綿製品を自給していたはずです。 身分制度があった頃、庶民には綿の着物しか許されてなかったとも聞きます。 前のブログでも書きましたが、大阪でも和泉木綿や、河内木綿が全国的に有名であったとも聞きます。 しかし、それだけで需要を賄える筈ありません(←あたりまえ)

綿の産地は、全国にありました。 北限は、北関東ぐらいでしょうか? 私の父が幼少のころ、(終戦前後)近所では、おばあさんが米の片隅に植えた綿を、種くりして、手紡ぎして、手織りして、藍染してたそうです。(すごい!) こんな話は、全国にあります。 明治に入り、工業化が進み、輸入綿花が入ってくると途端に国内の綿花栽培は廃れたようです。(輸入綿花に負けたのは、コストなのか、品質なのか知りません)

でも、少しの言い伝えと、趣味が高じて、綿作が今、全国にふえてるようです。

岸和田には、前から「きしわたの会」というのがあります。そんな会が、全国から集まって、成功事例や失敗の笑い話をたまにはしようよ!ってことだそうです。

今回なんと北は北海道の小樽からでした。もちろんハウス栽培です。(がんばってるぅ~)、お次は信州大学、つづいて奈良の広陵町、そして同じく奈良の大和高田市、大阪の八尾(河内)、兵庫の西脇、鳥取の境港、香川の観音寺市、最後に岸和田。

次年度、またその次と開催は決まってるようです。

宣言文を読み上げ閉会へ

私たちタオルメーカーが、今の機械をもって、扱えるレベルではまだありません。 しかし、何事も伝承や根本的な経験を知ることが大事ではないでしょうか?

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  ↑米綿

今年の私の綿です(5/28撮影)、14日に植えたのですが、低温やら、雨が原因でしょうか? 芽が出るのも遅く、これから立ち上がろうとしてるのもあります。

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  ↑和綿

なんか弱々しいので、失敗しないように注意しなくては! でももう梅雨? 台風? 

???



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