金魚鉢から…

アバターと仮想空間、ラビリンス。結論にたどりつけない思いつき。

どこにいるの。-2-

2012-11-23 10:51:08 | avatar・仮想空間


誰か来てくれた。
お話、はずんだ?
そう。よかったねえ。
(炬燵のある和室にベッド一つ。雰囲気大人だねー)

お前さんの居た仮想空間は
あまり制約のない、あれしないで、これしないで、ってのがない所だ
はじまりの広場の、夕景と満月は美しいね。
天使の部屋もきれいだったね。

お前さんの居た場所より余程広場のたくさんある所でね
人から聞いた話。
何人かでゲームに参加したんだって。
広い遊び場だったらしい。

   迷子になっちゃうと
   (一緒に遊んでいた仲間が)近くまで戻ってきて
   ふりかえったり
   立ち止まったり
   声かけてくれる。
   「行くよー!!」って。

お前さんの居る所のこちら側からは
縦も横も数十センチくらいの
横長の長方形の画面に
どこかの景色
作物や木々の豊かな庭、川の流れる平野、雪山、サーカス
砂漠、宮殿…
左右どちらかに進んでいけば景色が変わる。
                    (2012.11.23.)

              

記事の途中で
放置しちゃったんですねー。
2年前ですか。
もう内容は、忘れてしまいました。
この娘が2年前に棲んでいた部屋も
景色も、もうありません。
去年の四月に、無くなりました。
それから
この娘の居た仮想空間のあったゲームサイトから
私の足は遠のき、
その間に
仮想空間で作った繋がりは
ごく少数を除き途切れてしまったようです。
数日前
何十日ぶりにログインしたらメッセージが入っていて
「このサイトを退会します。お世話になりました」
少し前の日付でした。
名前は「退会住民」となっていましたが
プロフィール画面でああ、あの人だなって
分かりました。
最後に
お別れの言葉さえ、お礼の言葉さえ、
お送りできなかった。
あなたがこれからどこへ行き(それともネット上のどこへも現れないのか)
どんなリアルの生活をするのか
多分私の目にも耳にもはいってはこないんじゃないかしら。
ごめんなさい。ありがとう。

こんな儚いお付き合いが
仮想空間では、
リアルより、多いような気がします。
どんな気持ちでやりすごしたらいいのかな。


                  (2014.11.30)



どこにいるの。

2012-11-19 16:26:58 | avatar・仮想空間


おや?
おこたに入って。
オフィシャル・ルームができたんだったね

ここで初めてお会いした人とも
お話できた。
ピアスを褒めてくれた人、いたっけね^^。
旧知の人とも、お話できたし

この間ね、不思議な気持ちがしたんだよ。
お前さんの居る所じゃないけどさ。

ある女の子と話してた。
私:16日午前零時30分 日本
女の子 :日本とは、9時間の時差がある所。

おしゃべりしているうちに、日付が変わったことに気付いた。
そのことを女の子に伝えて、

私:「ところで、そっちはいま、何時なの?」
女の子:「15日の午後3時30分」


15日の午後3時30分…
私が、職場から退勤して、帰りのバスを待っている時刻。

                

あるよね、国際電話でも、テレビでも。
おひるのニュースで
日本と外国で
中継が繋がっていて
テレビ画面の向こうでリポートしている人の
背景が夜の景色なんていうこと。

スタジオのキャスターと
現場のリポーターが会話のやりとりすることだってあるし。

                

でも、
あっちとこっちで
同じ場所に居ることは、どうしてもできないはずなのに
女の子と私は、二人並んで記念写真なんて
撮ったりしてる。

あそこは、いったいどこなんだろうね?
お前さんの居る、小さな金魚鉢みたいなお部屋も
その炬燵のあるお部屋も、
どこなんだろう?


               

そりゃあね、
ネット上のサーバのどこかにデータがあって、
なんて話をすれば説明はつくのだろうけれど、
こうして外から見ている私には
とても不思議な気がした。

だってね、
一緒に居る、という感じがすごくするんだよ。
そんなはずはないのに。
他の人はどうなのかな。
<つづく…と、思う>


冬支度

2012-11-18 22:38:21 | avatar・仮想空間


そのじゅうたん、暖かいかい?
ゲームのキャラクターなんだってね。
愛らしく座ってるじゃないの。
立って、見せてごらん。


デニムは暖かいものね。
あら。縞模様の靴下。
まるで毒を持つ昆虫みたいな縞々^^
まあ、似合ってるよ。ピアスの色も赤だし。

マフラーも持ってたね。
お店には「ストール」ってあったけど。
チェックの方がよかったかなー。
でもお前さん、白が似合いそうだったから。
あはは、ガッツポーズ。
これで、冬を乗り切るぞ!

手袋がほしいね
品の良い色の皮の手袋。
ブーツが何種類もお店にあったよ。
用意しなくちゃね
もう少ししたらコートも要る。

タートルネックはどうだろうね。
黒いの。
プラチナの、きらきらひかるチェーンのついたペンダント
ほっそりした金色の唐草の中に小さいダイヤか真珠が嵌まった
ペンダントトップ、
普段使いの指輪も嵌めたい所だ
うっすら淡い色の口紅もさすといいだろうね。
オレンジ系でもピンク系でも。

こんなことを考えるのが、楽しくなった。
着せ替え。
お前さんだって
女の子だもんね。
私にはもう帰ってこない時間だもの

私は洋服の事や
アクセサリーのことを考える娘じゃなかったもの。
だからね、
自分で自分が不思議なんだ。


そんなことはまあいいや。
お前さんの仲間が沢山増えたんだって。
楽しい出会いがあるといいね。



今後のご発展を心よりお祈り申し上げます。
この娘が消えてしまわぬように…



金魚鉢より…ぺこりん…

2012-11-04 22:00:42 | avatar・仮想空間

…。

お。現れた。

わりと、しっかり歩いてくるね

はい、正面向いて、

ごあいさつ。
こんにちは。はじめまして。
おやー。お前さん、遠近感があるんだね。
ちょっと後ろ行ってごらん。

はい、こっち来て。

あはは。何照れてるの。

おや。しおらしく泣いたりして。

よかった。
お前さんの事、可愛く思える。
癇癪おこしたり、けっ飛ばしたり、ガッツポーズもしたっけ。
小さなお部屋、そこでね、お前さんが
いろんなしぐさをしたり、お友達とお話したり。

小さな世界、まるで金魚が金魚鉢の中を泳ぐのをみているみたいに
見飽きず、
鉢の中の涼しげな様子を取り込むようにして
私はお前さんを見ていられるよ。

そして考えたり、見たり、食べたり、読んだり、
そんなことをいろいろ
少づつ、ここに書いて行くんだと思う。

まず、お前さんに服を買わなくちゃ。
もう11月だからね。寒いものね。
床だって冷たいだろうし。
何か敷かなくちゃ。
ね。

さて。次は冬支度のお話でも
書こうかな。