(散策路のちょっと上側の叢にエゾシカがいた。人がすぐ下をぞろぞろ歩いてもどこ吹く風でご休息である😮 )
道東のまちである。
横に長くてクランクみたいな形の湖の高台に、
博物館が立っている。
毎年5月から9月まで、
博物館の学芸員さんが引率して、
湖畔の植物を観察する会があるんである。
今年も、行ってきた。
とても素敵な地形で、
湖と海が近く、一緒に写真に納まる。
(湖は海跡湖で汽水湖だ)
(手前が湖。陸地の向こうが海。千代の浦。)
例年、エゾヤマザクラの見ごろを迎える時期から
この観察会は始まるのだけど、
昨年も今年も、サクラの開花が早く
エゾヤマザクラは大方散って
しまっていた。
八重桜が満開だったんだけど、写真撮り忘れました😓
どうも私は頭の上を眺めるよりも
下を見てあらかわいい😍 ってやっているのが
好きなのだ。
いくつかご紹介。
博物館の前庭を出発して、芝生にも
可愛いのがいた。
ツルキジムシロ。バラ科だそうだ。キジムシロは雉蓆。
こんなのがところどころにかたまって咲いている。
エゾノクサイチゴ。これもバラ科。白くて爽やかで可愛いぞー😘
芝生のあたりはよく草刈りするので
成長点が低い植物がいるんだそうだ。
(引率の学芸員さんは植物が「いる」と言う)
コウライテンナンショウ(高麗天南星)。
在来種だそうだ。サトイモ科。
花も実もこの姿からちょっと想像つかない。
実なんて、とってもトロピカルな感じだ。
オオバナノエンレイソウ(シュロソウ科)清楚ですねー…😍
手前の葉っぱはバイケイソウじゃなかろうか。バイケイソウは毒があって鹿が食べないのでこの湖畔にものすごく蔓延っている。
ムラサキケマン(紫華鬘)。エゾエンゴサクの仲間。
キケマン属は色がほんとにきれい😍😍 😍 。ケシ科。
どこが「華鬘」に似てるのかよく分かんないですが。
まだ残ってたーエゾエンゴサク(ですよね?)。
色がきれーい😍 。大好き。スプリング・エフェメラルです。
うーん春の妖精色だ。
私の家の周りにはまだチラホラ残っている。
なんだか分かんなくなってますね。クロユリです。うしろの豆みたいなのが蕾。だってみんな下向いてんだもん。
オオウバユリ。1年や2年じゃ咲きません。
これは、どうなのかな。
アイヌ民族の方々はこの根から保存食を作ったそうです。
この時はひとの膝くらいだったと思う。
花が咲く時は茎が人の背丈より高くなる。
そうなるとあたりを圧する威厳にみちたたたずまいとなり、
天使の吹くラッパのような花が咲く。
湖畔の女王さまだ。
まだまだ素敵な姿・生態の植物が
たくさん、所狭しと育ってました。
鳥の鳴き声もよくしていた。
ちょっと風が強かったけど、
自然の中を歩くのは気持ちいいですね。
また機会があれば、参加したいです😊 。